2020年06月24日

【薙刀式】視覚/聴覚/触覚の優位性

どの感覚が優位に来るかは、人によって違うそうな。


五感のうちで、
視覚からの情報に重きを置く人を視覚優位の人、
同様に、
聴覚優位の人、触覚優位の人がいるらしい。

それオンリーでなく複合的にはあるのだろうが、
どれが一番優位かで分類するそうだ。


自分がどれに属するか知りたければ、
「旅行に行く時、何を一番楽しみにするか?」
と問うのがわかりやすいのだそうだ。

景色や建物、料理やホテルのビジュアルならば視覚優位、
音楽や生活音、言葉の響きや静かなところならば聴覚優位、
マッサージや風呂や、柔らかいベッドなら触覚優位だ。

「どれは譲れないか?」でも、優位性がわかるかもしれない。

たとえば同じエキゾチックな料理を食べるにしても、
味覚嗅覚はおいといて、
鮮やかな色や盛り付けや食器などのビジュアルなら視覚優位、
ジュウジュウ焼ける音や酒を注ぐ音や、それに合わせた音楽が重要なら聴覚優位、
独特の食感や舌触りが重要なら触覚優位なわけだ。

飛行機に乗る時も、
ビジュアルの記憶、
音の記憶、
触覚の記憶(ふわっと浮くとか着地の感覚とか)、
どれが一番強い記憶か、
ということでも分かるかも知れない。


で、本題。

キーボードにおいても、そうじゃなかろうか?


キーキャップの色や光らせる派は視覚優位派、
打鍵音が重要な人は聴覚優位派、
打鍵感が重要な人は触覚優位派と。

ちなみに僕は触覚優位派だ。

だから自作キーボードにおいては、
ナイロンだったり、ガラスだったり、美濃焼だったり、木だったりの、
キーキャップの手触りにこだわりがあり、
キースイッチのバネ圧や非リニア性などに強いこだわりがある。


さらに、
思考や文字を書くことにおいても、
これが効いてるのではないか?


思考が視覚優位の人は、
文字が頭の中に浮き出るだろう。
(あるいは想像した景色やビジュアル)

聴覚優位の人は、脳内発声があるはずだ。

僕は触覚優位なので、手触りのようなふわふわした概念を、
触った感じで考えたり、並べたり融合したり分けたり、
粘土のようにして考えることが多い。


文字を書くときは?

視覚優位の人は、打ち込んだ文字をガン見するのかしら。

聴覚優位の人は、脳内発声を忠実に文字化するのだろう。
(1モーラ1アクション系の配列はとても気持ちいいだろう)

触覚優位の人は、手に概念が張り付いていて、
それをこねるような感じで文字を書いていく。
あやとりや、糸を紡ぐみたいな感じかな。



それぞれの感覚優位性によって、
思考や文字を書くスタイル、
キーボードに何を求めるのかが、
全然違う可能性があるなあ、
と僕は思った。

だからいつまでもすれ違うし、
だから議論百出で豊かな世界なのだとも思う。

自分の感覚はどうだろう、
あの人はどうだろう、などと想像すると、
また想像力が広がるのではないだろうか。
posted by おおおかとしひこ at 22:25| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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