が発表されたので。
https://menmentsu.hateblo.jp/entry/2020/06/28/151252
作者の言葉からもわかるとおり、
右人差し指が案外少ない。
僕から見ると左手がかなりヘビー。
でも実際打てている動画があるわけだから、
問題ないのかも知れない。
中段ホームポジションではなく、
Ω型のホームポジションのため、
その近辺に頻度のグラデーションができている。
長いこと手で打って評価した配列は、
きちんと頻度のグラデーションがきれいだと思う。
手が「おかしい」を検知して、
どうにかならないかなと工夫が入るからだ。
親指シフトのヒートマップを、
eswaiさんのアナライザーでいくつも文章を食わせては見ているが、
どうにもよろしくない。
親指シフトは、手での評価をほとんど経ていないことが、
明らかになっている。
スピード重視でリリースしなければならない状況もあっただろうが、
当時は「計算は手を凌駕する」
という計算信仰があった可能性がある。
(いまでもAI信仰に形を変えただけだね。
ぼくはAIごとき信用しない。だめな人よりはいいかもだが)
実際に親指シフトを触ったが、
これが最高という配列だろうか、
と疑問を覚えるほどに運指がぎこちなかった。
自分の指が足りないからかと思ったが、
それよりも全然指の繋がる薙刀式があるわけだから、
足りない指で打てる配列はあり得るわけだ。
そういうわけで、
いろは坂にはいろは坂なりの合理があることが、
きちんと手で評価されたものなんだなあ、
と図示されたような気がする。
まあ親指シフトみたいな乱れた運指で、
Zランクに行くわけはないだろう。
小指外と数字段を使える人ならば、
挑戦すれば面白い体験が積めるかもしれない。
しかし、
1万カナに必要な総打鍵数10872ってすげえな。
薙刀式は14000弱になる(シフトすべて含む)ので、
やはり単打の楽さはすごい。
JISカナが12256であることを考えると、
スピード、効率に効いてくるのだろう。
指単位で見ると、親指部のシフトキーが突出している。
中指ホームも突出している(右はシフトも兼ねる)。
この指の感覚がいろは坂なのではないだろうか。
うわあ多いなあと戸惑う配列図だけど、
JISカナと大差ないといえば大差ない。
このめちゃくちゃなヒートマップを使うくらいなら、
いろは坂の合理性が圧倒的だろう。
(ていうか、JISカナタイパーが変態すぎるわ)
いろは坂は、JISカナとの対比で考えると、
話がわかりやすいのかもしれない。
僕は指が届かないゆえに、
薙刀式の範囲でこちょこちょやることを選んだが、
Ωポジションがいけるぞと思う人は、
触ってみるとよいのではないか。
(LilyとかFortitudeとかの大きめの自作キーボードなら、
qmkで実装できそう…)
2020年06月29日
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