2020年07月03日

【日記】数学科は暗算苦手なのはほんとう

https://mobile.twitter.com/DEATHcotori/status/1276121258728407041

僕は数理工学科という、工学の中でも数学寄りのところにいたので、
扱うのは記号ばかりで、数字は扱ってないな。

ていうか、数学はxとかyとかを扱う学問で、
1とか125とか利息や株価や期待値を扱うのは算数だ。

この発想をする人は、数学に挫折した人の先入観だね。
初心者あるある(自分がはじめたころのイメージの、
すごい版が名人だと思う発想)かもしれない。


野球はボールを投げたり取ったり打ったりすることだ、
と僕は思ってるけど、
甲子園行ったりプロになった人は、
野球をまったく違うことのように捉えてるだろうなあ。

その道のプロは、
初心者がこう思うだろうなということを想像して、
「違う世界があるんだよ。実はね…」
と語ると、すごく面白いかもしれない。

時々音楽のプロが楽譜や演奏のことについて語るのを、
テレビで見ることがある。
こんなのの数学版は、とても面白いと思うがね。


漫画やアニメでよくある、
すぐに暗算結果を出す人間コンピュータキャラは、
ただの算数キャラにすぎず、数学キャラではないのだ。
(算盤やってる人の方が算数は凄いよ)

数式に数値を代入して、数字を計算するのが算数。
(これはコンピュータでも算盤でも暗算でも筆算でも可能)

数式そのものを新しく作り出す理論が、数学。
(これはコンピュータや算盤では難しい)

もう少し踏み込むと、
「ある前提条件と結論の、新しくてしかも数学的に正しい組み合わせ」
を発見して証明するのが数学だ、
といっても良いかもしれない。


描く人の、知識不足の露呈にすぎないのだ。
もちろん、その道のプロが日本語で語らない不足もあるのだが。
posted by おおおかとしひこ at 14:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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