2020年07月07日

【自キ】ふかふか銀軸のレシピ

Kailh Speed Silverを使った、
今のところの僕のエンドゲームスイッチ。

リニアの底打ちを、サイレント軸よりもふかふかにします。
別名レッドカーペットMOD。



特徴

1. 30gバネ換装で、軽い
2. 底打ちにシリコンシート封入で、
 静電容量(ラバードーム)のようなまろやかな底打ち
3. アクチュエーション1.1mm、トラベリング2.7mmと、パンタグラフ並み


レシピ


【用意するもの】

Kailh Speed Silver
(バネ40g、アクチュエーション1.1mm、
トラベリング3.5mm)

ゲル状のシリコンシート0.4mm厚(接着剤のないタイプ)

Split designsのchoc用バネ30g

ルブ剤 Krytox GPL 205 G0(スイッチ用)、同105(バネ用)


バッグルブ用のチャック付きバッグ、ルブ用のマイクロアプリケーター

Kailh用のスイッチオープナー(慣れてる人はピンセットでも開けられる)

カッターマット、カッター、ピンセット、透明定規、
木工ボンド、つまようじ



【つくりかた】


1. まずスイッチを開けます。

GateronやCherryやZeal系と違う機構なので注意。
オープナーがあれば楽に開けられる。
ない時は横のはめ込みの隙間にピンセットの先を滑らせてツッコミ、
テコの原理で開ける。うまくやらないとめっちゃ傷が入り、グラ付きの原因に。


2. シリコンシートを、合計5枚貼り付けます。

ボトムハウジングを上から見る。
金属リーフを上にすると、

金属リーフ
ーーーーー
[ ○ ]
ーーーーー

のようになっている。

金属リーフ
ーーーーー
[⬛︎○⬛︎]
ーーーーー

⬛︎の部分にシリコンシートを貼る。
長さ5mm、巾2/3mm(目視)を目安に、
短冊状に切り、ピンセットで置く。

シリコンシートはそれ自体で弱い粘着力がある。
(イカソーメンのネトっとした感じだ)
これを利用してうまくやると底に引っ付く。
しかし相当慎重にやらないと横にはりついたり、
ころっと横になったりするので、
息を止めて集中して貼ること。

ステムの底打ちのクッションを作っているわけだ。

なおそもそもこの大きさにカッターで切ることも難しいので、
カッターマットの上で透明定規で押さえつけて切るとやりやすいだろう。
引っ張ると端が斜めにちぎれやすいので、
ゆっくり切ると綺麗に切れる。

なお、底面に接着剤で貼り付けることは試していない。
一発で固定する自信がないので…


これをもう1セット。つまり2枚重ねにする。
めっちゃ根気がいる。
一枚0.4mmのシリコンシートなので、
計0.8mmのシートになる。

(最初から0.8mmのシートを1枚貼るのでも良いと思います。
当初1枚貼りと2枚貼りを、指の強さによって混在させようと思ったので。
なお、1mmのシートだと分厚すぎてスイッチがオンになりづらくなる。
0.8mm以下に留めるのがよい)


5枚目のシリコンシートは、

金属リーフ
ーーーーー
[⬛︎○⬛︎]
=====←ここに挟み込む。
ーーーーー

長さ1cm、幅1/2mmの短冊状に切る。
これを90度回転してわずかな隙間に挟み込む。
すぐペロッとなるので慎重に。

うまく挟めたら、両端の隙間に木工ボンドを流し込んで固めてもいいかも。
(つまようじで隙間を埋め、拭き取るとよい)

これは、ステムの背面部の底打ちの感触に強く影響する。
ここがふかふか銀軸
(別名レッドカーペットMOD)の感触を左右する。


3. ルブします。

https://keys.recompile.net/docs/keyswitch-best-practice/
あたりが参考になります。


ボトムハウジングは、

金属リーフ
ーーーーー
[ ○ ]
ーーーーー

の構造の、

金属リーフ
ーーーーー
【 ● 】
ー#####ー

の変化した部分に塗る。
つまり、ステムの側面が触れる部分、
ステムの棒が刺さる穴の中、
ステム背面がこすれる部分。

トップハウジングは、ステムの当たる部分全て。
(側面4面、上が当たる面)


4. バネを30g(お好みで35g)に交換。

バネはルブ(バッグルブ)してから封入。
バネが油で濡れたようになるまでやるとギシギシ言わなくなる。

chocのバネを使うのは、中底までバネを届かせないため。
ステムの軸がはまるところの上にキュッとはまる感じになる。
(閉めるときは置いて閉める。再び開けると山にはまっていることがわかる)

僕は最初オール30gにしていたが、
FJだけ35gに変えるとちょうどいい感触になった。

シリコンのふかふか感を感じるのは、
30g前後がちょうどよいみたい。
40g以上だとシリコンを感じず、
20g以下だとシリコンを不快に思う。

親指は15gを使っているが、
シリコンは4枚封入に留めている。

(追記: プログレッシブバネ72Pも結構よかった。
人差し指中段、中指中段と下段は72P、
その他は30gリニアバネで使っている)


シリコンシート(イカソーメン)がかなりしんどいので、
一晩で10個作るのが限界だろうか。
何日かかかる覚悟でやろう。
僕は36個作るのに一週間くらいかかったよ。



以下個人的感想。

リアフォ30gにだいぶ近い。
違うのは戻りのシャープさくらいかな。
撫で打ち用に最適で、
アクチュエーションもパンタグラフ並みなので、
打てば響くスイッチになった。

リニアのバネを軽くすると疲れないのだが、
何もしないと底打ちが痛くなる。
それをふかふかのレッドカーペットのようにします。
posted by おおおかとしひこ at 10:10| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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