最近の僕の口癖。
それは企画として「立っている」とも言ったりする。
その条件について。
ざっくりいうと、
全体を見たとき、
他のたくさんの企画群から見て、
目立ち、潰れないようになっているか、
ということだ。
それは、何かに似てるがゆえに目立たないとか、
パクリやんけと見抜かれたら終わりとか、
そういうことでないオリジナリティがあることと、
ストーリーとして成立しているか、
という二つの要素があると思う。
前者としては、
企画として際立っている、
ということだと思う。
目立ち、誰も考えなかった新規性に満ち、
好奇心が刺激されるということだ。
地味で目立たないものは埋もれる。
(地味でも物凄くいいものは、
いずれ認められるが足が遅いことは覚悟せよ)
問題は後者のほうで、
「ストーリーとして成立しているか/していないか」
ということだ。
テーマがないものは成立していない。
テーマにすとんと落ちないものも成立していない。
最初の期待に、最終的に答えていないものも成立していない。
つまり、それが自立して存在する条件、
と言い換えることもできる。
それは、
テーマのために全てが関係していること、
全てがテーマへ向けてすとんと落とすようになっていること、
最初に期待させて、最後に満足させること、
などのように記述できる。
人を楽しませて、納得させて、満足させるものの、
条件と言ってもいいかもしれない。
面白かったけどなんにもならなかった、は成立していない。
矛盾や破綻は、成立していない。
期待外れや看板倒れは、成立していない。
あなたは、知らない人と会って、
どういうときに身がある出会いだったかと判断するだろう。
他では味わえない濃密な時間を過ごして、
有意義であったと思ったときだろう。
つまり、
成立しているとは、
有意義である、
と言い換えることもできる。
あなたの書くストーリーは、
見た人みんなを、有意義であったと言わしめなくてはならない。
成立している/していないとは、
つまり、自分のストーリーを客観的に見て、
こういう有意義さだな、
と見積もることでもある。
ああ、まあ、こういうことで成立はしている。
しかしこういう成立の仕方もあるよな。
いや、こういう立ち方ならば、
他の追随を許さないのではないか。
最も外側の目から見たときの、評価の仕方のひとつだと僕は思う。
それは成立してる?
してないなら、さっさと立ったものにしなさいよ。
2020年07月11日
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