ブラインドタッチが出来るなら、
最上段の数字部を中段に持ってきて、
「左親指のLower+ADSFGHJKL;で、1234564890にする」
というようなアイデアに、「ほほう」とわかるからだ。
さらに上段を、
「Lower+QWERTYUIOPを、!@#$%^*&()にする」
というアイデアを聞けば、
「なるほど、シフトを押さずに数字段の記号を押せる、
しかも上中段で対応関係があるな」
などと得心するだろう。
これが、サイトメソッドを使っていると、
数字段は見ながら指を伸ばせばいいし、
記号はシフトを押しながら探せばいいや、
となって、
刻印キーキャップの圏内から逃れられない。
ブラインドタッチが出来るようになればなるほど、
「遠くのものを、同時押しなどで近くする」
「覚えにくい配置を規則的にして分かりやすくする
(たとえばカッコ系を並べたり、四則演算記号と不等号だけ別にするなど)」
などに合理性を感じるはずである。
しかも、
「無刻印キーキャップにしてしまえば、
いつでも配置を変えても良い」
というアイデアにも、成る程と思えるはずだ。
より合理的な配置の方が、
ブラインドタッチが楽になるから、
配置を変えることについての抵抗もないだろう。
なにせ、現状の配置はベストだと思えないのだから。
自作キーボードは、半田付けして終わりではない。
スイッチを変えたり、キーキャップを変えて楽しんで終わりではない。
本番は、キーマップに手を出してからだ。
最初は記号や数字、機能キーやIME関連、
次はローマ字でよく使う記号を特別扱いする、
などへ移行していくだろう。
ついでに自分のよく使う、○○アプリ用ショートカットなども、
キーマップに入れたくなるだろう。
これを楽しめるのは、
ブラインドタッチが出来るからだと僕は思う。
サイトメソッドでは、
いつまでたっても印字に囚われる。
印字と違うキーだと混乱するだけで、
「いっそデフォルトでいいじゃない」
で終わってしまうと思う。
そのためには、まず無刻印キーキャップにすることだ。
キーボードを見ても無意味なので、
そのうち諦めてブラインドタッチ、キーマップを、
覚えてしまうようになってくる。
これはキー数が多いキーボード(たとえばら60%)よりも、
少ないキーボード(たとえば40%)のほうが有利だと考えられる。
36キーのMiniAxeなんて、
キーマップを考えるのは大変だけど、
ほとんどすぐに覚えられてしまうものだよ。
なるべく近くに、
なるべく整理整頓して、
なるべく合理的な配置に、
なるべくホームポジションから指を動かさず。
そうこうしているうちに、
それらは最適化される。
じゃああとは文字配列のみだぜ。
薙刀式は(以下略
残念ながら、
無刻印キーキャップよりも、刻印ありのキーキャップのほうが、
おしゃれに見えてしまうので、
ブラインドタッチ派は、増えていかないのではないか?
もっとみんなブラインドタッチをマスターすればいいのに。
そのためには効率の悪いqwertyのブラインドタッチを覚える必要はなく、
薙刀式を(以下略
実はブラインドタッチ率が低いのは、
覚えづらいqwerty(とJISカナ)にかなりの罪があると思う。
フリックだったらブラインドタッチ出来る人は、
結構多いだろうと思う。
さっさとブラインドタッチの世界へおいで。
その感覚でしか理解できない世界がある。
2020年07月25日
この記事へのコメント
コメントを書く