2020年07月29日

【自キ】半田付けが怖い人へ

自作キーボードの工程で、半田付けが嫌だという人は沢山いる。
僕もそうだった。
正確にいうと「やったことがないのでどうしたら分からず、
周りに聞ける人もいないので、怖い」だった。

そういう人はネットで調べたとしても、実物に触れないので怖いと思う。
そんな人には、遊舎工房の工作室の見学(1時間500円)をお勧めしたい。


カウンターで工作室使用を申し出るだけだ。
道具を自由に使えるフリースペースなので、
そこでコーヒーを飲みながら本を読んでもいいんだぞ。

それは流石にという人は、
マジェスタッチやNiZのキーキャップ交換作業を、
工作室でやればいい。
キーキャッププラーはあったと思う。
どんな道具があるのか、ひとつひとつ触ってみてもいい。

遊舎さんで買ったものの作業以外も使っていいんだぜ。
僕はキースイッチの交換して、
ブログを書いたこともあるよ。WiFiもあるし最高。

で、そこで、じっくり他人の半田付けを盗み見ればいいんだよ。

何に気をつけるのか、どういう段取りなのか、
そもそも何をすればいいのか。
見取稽古というやつだ。

初心者の人もいれば、熟練者もいると思う。
色んな人のを見れるのが、リアル空間のいいところ。


運が良ければ、半田初心者に店員さんが教えているところに遭遇して、
盗み聞きできてしまう。
ついでに「初心者なのですが」と、質問してしまえばいいのだ。
技術者集団だから、
学会のように「基本知識は共有する」文化があるため、
初心者には優しい。
(めんどくさいときは「ここを調べて」と労力を最小にする人もいる)

何も調べてなくて質問するのは半年ROMれと言われるけど、
「ここまでは調べたのですが、
ここからわかりませんでした」と言えば、
「これは分かってる?」などと知識の範囲を問われ、
それに応じた教え方をしてくれる。(教えるのが上手い人はね)

そんなコミュニケーションが苦手でも、
ただ見ることはとても良い。
一時間も見ていれば、
「自分でも出来そうだ」とわかるはずだ。


自作キーボードに必要な半田付けの技能は、
料理より低いと思う。

包丁を握ったことがない人が、
刃物を扱うのは怖いというのはわかる。
そういう人は料理教室に通ったり、
そもそも料理する人に教えてもらったり、
そもそも料理する様を見て勉強するだろう。
それと同じ。

ただ、半田付け、自作キーボードの半田付けは、
見る機会がほとんどないから困るだけだと思う。

秋葉原に行ける人は、そんな利用の仕方をしてもいいんだよ。

今はコロナ対策で入店人数を絞ってるので、
土日がめっちゃ混むため、
平日をオススメする。
自キの為に有休なんて最高だろ。いま月火木は休みなので注意。

(ただ工作室に人がいない可能性もあるため、ギャンブル性が高い。
電話して「半田付け見たことないので見学したいんですが」
と正直に言えば、「今人います?」と確認しやすいと思う)


で、一回見れば、あとは動画見てもわかりやすいんだよね。
ああ、あれのあれのことなのかと。


最初はみんな半田付け童貞だった。
だから正直に「半田やったことないです」といえば、
元半田童貞だったおじさんかおばさんが、
優しく教えてくれるよ。

そしてその分は、あとから来た正直な童貞さんに、
教えてあげて還元するのさ。
親切な世界というのはそうしたものだ。
posted by おおおかとしひこ at 17:10| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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