2020年08月01日

今更止められないという結論になった

レミングというネズミがいる。
条件が揃うと、ある日突然列をなし、断崖絶壁から次々に自殺しはじめるという。
(僕はゲーム「レミングス」というシュールなパズルゲーで知った)
そんなことってあるのかね。あまりにも阿保すぎない?

…あったわ。
8月2日“ワニの日”に『100日後に死ぬワニ』を改めて語り尽くす生配信
https://www.oricon.co.jp/news/2168085/full/


僕はプロデュースということがよく分かっていない。
この生配信が何ヶ月前から計画され
(多く見積もっても2ヶ月?)、
やめとこうぜとなったときにどれくらいの賠償が発生するのかわからない。

これら全体を統括する人が、
どんなものをストップ&ゴーするのかを、
どの程度の精度で判断していて、
どのような命令系統になっているのかもよく分からない。

だが、
お互いに得をするような、
結果人々を幸せにするような、
ビジネスというものの場において、
大学出の人たちが揃いも揃って、
なぜこのような愚かな行為に出るのか、
人間の集団にはどのような力学が働くのか、
群衆心理学ではまだなにも分かっていない。

沈むと分かってる泥舟に、なぜ乗るのか?
レミングを笑えるのか?


GoToキャンペーンはあまりにも愚かだ。
これを止めるには、誰を暗殺すればいいのか分からない。

オリンピックは中止が残当だろうが、
もう止まらない列車になっている。

太平洋戦争は、原爆を落とされるまで止まらなかった。

三浦春馬主演の実写版「進撃の巨人」は、
各方面を爆死させた。
名匠中島哲也を業界から追放する愚も犯した。


ロンブーの淳も大変だなあ、としか思えない。
1時間も話すことある?

僕の見えないところに悪魔でもいて、
その手にかかればレミングのような集団自殺が起こるのかなあ?


なぜ、
今更止められないという結論になるのか?


僕の長らく業界にいる空気感で言うと、
「現場で作る人よりも、
間に立って忖度する人が多いから」だと考えている。

「あの人にはもうこう言っちゃって、
それで進めますと各方面でなってるので、
多少無理してでもその方向で進めてください」
が、各レイヤーで起こっていることを、
肌感で感じている。
しかしその詳細を毎回末端から末端まで調べられないのでわからない。


意思決定者が、そもそも現場にいないことが問題だと思う。

Amazonにキレッキレの100ワニ絵本レビューが載って話題だ。
「100万回生きた猫が生き返ってブン殴るレベル」は最高のコピーだ。
きちんと絵本の教養が生きている。

(1日目から30日目の1/3構成ときいてひどいなあと思ったら、
そのうち13日分という抜粋版なんだって。
それなんなん?)

その現場の声が、「やめようぜこれ」と決める人のところに届いていない。

そもそも、
意思決定者が100ワニ漫画を読めば、
「これ大した作品ちゃうで」とわかるだろうに。

意思決定者は100ワニを読んでないし、
価値を見極め切れていない。
(見極め切れていなければ、読んでないことと同じ)

創業者社長が強いのは、
現場上がりだからである。
現場上がりが社長にならないかぎり、
日本の会社はずっと、
「間にいる現場じゃない人」で、
遅滞し、鈍化し、止まらない列車になっていくだろう。

太平洋戦争のように、インパール作戦のように、
GoToキャンペーンのように、
実写進撃の巨人のように、
レミングのように。


列をなして集団自殺するレミングは、
前が見えていないのだろうか?
ちょっと横に一歩ずれればいいのに。



で、調べてみて知ったのだが、
レミングの集団自殺はデマなのだそうだ。

“死の行進”で知られるレミング、実は自殺するほど馬鹿ではなかった
https://logmi.jp/business/articles/145941


おいおい、
ネズミより馬鹿かよ、人間。



さらに愚かなのは、
この死の行軍のせいで、
それがなければ世に出れた若き才能が、芽を摘まれていることだ。

若き才能は、その列に並ばずに、
ちょっと横にずれなさい。
そこは大草原が広がっているぞ。
posted by おおおかとしひこ at 13:30| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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