配列の評価打鍵でもそうだし、
キーボードの打鍵感の評価でも、
キーキャップの評価でもそうなのだが、
手の感覚による評価は、
「前のやつとの差分」をより強く感じるように出来ていると思われる。
体感覚の神経系はぜんぶそんな感じがする。
絶対音感じゃなくて相対音感の感じ。
(運動神経がいい人は絶対音感的なのかな?)
アレとコレがどう違うか、
には敏感だけど、
絶対的にはどうか、が分かりづらい。
以前の感覚と比べて良くなったら良化、
逆なら悪化と単純に断定しがちだが、
比較の感覚が消えてからが、
評価の本番なような気がする。
配列の場合はまだ数値評価軸があるから、
指の感覚以外の客観データを参考にできるので、
「指はこう感じているが、
これは前のとの比較感覚にすぎず、
客観的にはこれのはずだ」
を判断できるのだが、
「打鍵感」みたいな数値にもなっていない感覚的なものは、
よく感覚が狂わされる。
キースイッチの感覚は、
慣れ親しんだ○○との違いで把握しようとするし、
キーキャップの感覚の基準は、
僕はPBTのDSAとチェリーだったりする。
手の感覚はとても頼りになるのだが、
相対感覚でしかないのが難しいところ。
基準を複数覚えておいて、それらからの距離で測る、
なんてことが出来るといいんだが、
精々2基準かなあ。
3Dキーキャップが遅々として開発が進まないのは、
この手の感覚が微妙すぎて、
前の前との比較とか、そういうことが難しいからだ。
(配列を変えるのは一瞬だけど、
キーキャップを変更するのはちょっとかかる。
新しいやつを設計してプリントすれば、
二週間は飛ぶ。
もう感覚を忘れてるんだよね…)
長年同じリアフォを使ってる人などは、
基準感覚がぶれなかったりするのかしら。
2020年08月24日
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