2020年08月29日

文章の凄みは、重ね塗りが出来ないこと

油絵なら、凄い絵具を盛ったり、書き込みを細かくすることで、
ここは重要だと示すことが出来る。

しかし文章をそのようには出来ない。


描写を細かく、微に入り細に渡ればいいかというとそうとは限らない。
魅惑的で読める文章にすればそれでいいかというとそうでもない。
解像度を横に広げてもだめだ。

実のところ、
最も強調された文章とは、
短くてキレのいい言葉だったりする。

おそらくは、深く短く抉った方が強いのだ。


静止している絵と、
動きつづける言葉の違いかもしれない。
posted by おおおかとしひこ at 00:37| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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