2020年08月31日

【薙刀式】キーボードを気にすると、キー数は減ってゆく

まあ最初はみんなフルキーボード使うよね。
そのうちテンキーレスでもいいか、と思うよね。
省スペースで取り回しがよく、大体中央に手が構えられるしね。


はじめて60%キーボードであるhhkbを見たときは、
小ささにびっくりした。
(今考えるとデカイんだけど)

数字キーが一番上で、5段あるはずのキーボードが4段しかない。
ファンクションキーないのか、とびっくりしたが、
右下のFnキー+数字キーでファンクションがわりになると聞き、
なるほど滅多に使わないやつを畳み込んだのかと納得する。

ついでにテンキーレス80%の右の島にある、
HomeやEndやカーソルも畳み込みで、
60%の範囲内に収めたとわかり、
合理性に感動した覚えがある。

「滅多に使わないキーは、
レイヤーに畳み込めばいいのだ」と目から鱗が落ちるわけだ。

滅多に使わないキーとは。

F1〜F12(僕は使ったことがない)、
Home、End、Del、PgUp、PgDn(便利だけど遠いので触ったことがない)、
Insert(間違って押した時の回復にしか使ったことがない)、
PrintScreen、ScrollLock、Pause(用途を知らないし、あることすら知らない。
調べても僕が使う予定はない)

だ。
このうちHomeとEndは薙刀式の編集モードではよく使う。
近くにありさえすれば便利なキーだ。
PgUpDnは正確なページ飛び位置が予測できないので、
マウスホイールでスクロールしてクリックして位置決めしている。

しかしそれ以外は、まだ何回かしか使ったことない。


これで分かることは、
「遠くに手を出張させるくらいならば、
レイヤーキーと組み合わせて近くのキー」
という原則だった。

これがわかれば、
60%より減らせるぞ、と気づく。


自作キーボードでは数字キーすらないものがある。
レイヤーキーが左親指にひとつ、右親指にひとつあり、
これらとの組み合わせで出す。
たとえば左親指+中段で数字、右親指+中段でそのシフトと、
定義すると使いやすいわけだ。

僕はテンキー配置にして使っている。
数字段がブラインドタッチできないなら、
いっそこうやった方が合理的だ。
(そもそも数字で一番使うのは0と1であり、
それを両方小指で取る前提の標準運指はどうかと思う)


こうなると、
「自分にとって使わないキーはなにか」
という、自己との対話になってくると思う。

CapsLockはいらない。
Tabは使わない。(補完入力はしないし、タブ位置も使わない)
BSやエンターやカーソルやShiftやCtlは近くにあるべきだ。
Altは意図的に使ったことがない。
Winは、Win+G(XBOXの画面録画起動)のみ使う。
ひらがなカタカナも無変換も変換も使ったことがない。
再変換は便利なので、そのためだけに変換キーを使う。

記号だってほとんど使わないし、
並べ方もよくわからないから、
自分が整理しやすく並んでレイヤーに置けばいいのだ。


なんだかんだいって、
薙刀式は30+スペースを使うので、
ここは確保したい。

レイヤーキーは二つあればよくて、
WinではCtl、MacではCommandを使いたいので、
36キーに僕は落ち着いた。

ローマ字しか使わない人は、
;,./あたりのキーもレイヤーに入れて、30%を目指す。


なぜこうするのか?
ホームポジションから、なるべく指を動かさないためだ。

それは、「すべてをブラインドタッチする」
という前提ではじめて成り立つと思う。

サイトメソッドの人たちは、
探すのに目視なのだろう。
僕はその段階を超えてしまった。


キーボードって109キーもいるかな。
僕は36キーあればいい。

キーボードを考えれば考えるほど、
キー数は減っていくと思う。

僕は20キーくらいに減らしたいが、
なかなかうまくいかない。

手の形をキープしたままキーボードを使いたい。

逆にフルキーボードをフルブラインドタッチする人はいないだろう。


自作キーボードは、キー数が少ない。
そういう人のたどり着くところだ。
もしキー数が少なくて不安な人は、
たぶんブラインドタッチが出来てないのだと思う。

全キー、全指、全機能キーが、
自分の中に入っていない人は、
60%〜100%キーボードを使うといいと思う。

40%前後が普通にたどり着くところで、
20%が僕の理想。


僕はキーの少なさは、
キーボードとどれだけ慣れてきたかの目安じゃないかと思っている。
もちろん、慣れ尽くしてフルキーボードでも構わないけど。
posted by おおおかとしひこ at 20:24| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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