2020年09月07日

【配列】左右同時打鍵行段系「ラムネ。配列」

なるものが。
https://hkmtyh.com/computer/keyboard/layout/ramune/


左右同時打鍵行段系は、
僕の知る限り、
よだか、かわせみ、Phoenix、そしてこのラムネ。の、
4配列。

よだかやかわせみの、
「左右同時打鍵でマイナーカナ、単打でメジャーカナ」
の基本アイデアは守りつつ、
「その行のうちのメジャー単打」原則を無視して、
必ずしもその行のものでないものも置く、
という面白さがある。

ざっくりいえば、
清濁別置のメジャー単打+マイナーは左右同時行段(人差し指中指限定)
という風合いであろう。
非常にユニーク。

また、左右同時とはいえ、
子音を押しながら母音で静音、
母音を押しながら子音で濁音という、
不思議な打鍵方式にすることで、
打鍵範囲を圧縮しているのもユニークだ。

DvrakJでは順番検知ができないため、
この仕様は一度考えたものの断念した記憶がある。
どうやってんのかと思ったらQMK。なるほど。
順番の違いによる同時押し検出はかえうちでも出来ないし、
なかなか面白い仕様だと思う。

パ行をナ行の濁音にしたり、つばめ配列的な圧縮も感じる。


また、打鍵範囲が狭く、
8割以上人差し指中指を使う。
薙刀式の影響を受けたらしいが、
左右分離行段系ということで、
どちらかというとカタナ式かもね。

色んな配列のハイブリッド的な様子であり、
蜂蜜小梅並に拗音を打てるので、
色々いいところ取りの、すごいスペックな気がする。

親指を一切使わないというのも興味深い。
実装は自作系なので、親指キーは全く別の操作に振れるのか。


実際打ってみた感じはどうなんだろ。
規則性があるように見えてわりと不規則なので、
使いこなしてる様がイマイチ想像できない。
記憶負担は小さいからマスター自体は容易だろうが、
スラスラと書いている様を見てみたい…

もともと左右同時行段系の動画もほぼないので、
是非動画などをみてみたし。
posted by おおおかとしひこ at 10:40| Comment(12) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
作者です。ご紹介ありがとうございます。
左右の順番で打ち分けるのは、まったく打てない状態からなんとか打てる状態まではいい感触でした。
しかし、ある程度速く打てるようになってくると
想像以上に思考への負担が大きい
正確に打ち分けるのが難しい
左から右と右から左を連続で入れ替える連接で混乱する
といった問題が出てきました。

中指で対応する子音、隣のキーを人差し指、反対の手で母音を同時打鍵することで濁音を入力する
中指で対応する母音、隣のキーを人差し指、反対の手で子音を同時打鍵することで外来音を入力する
といったシフト方式の配列をラムネ。配列をもとに作成して使っていますが今のところ問題点も改善されていい感触です。
今はスマホのような感覚で変換操作を出来るようなIMEラッパーをqmkで開発しています。それが終わったら新しい配列の記事を書く予定です。
動画配信はまったく経験がないのではじめるのに気力が必要です。やってみたいとは思っています。
Posted by 福光 洋平 at 2020年09月07日 19:48
>福光 洋平さん

なるほど、やはり左右の混乱はあるのかもですね。
薙刀式でもたまに「ただ」がどっちだっけ、ってなることもあるので、
余計混乱しそう。
カタナ式では親指を押しながらだと濁音化するようにしてましたが、親指不使用だとやや複雑になるのかもですね。

動画配信というほど難しいことを考えずに、
スマホで撮ってYouTubeにアップするだけで、
配列の感触がわかると思います。
タブレットPCがあれば、最近の薙刀式動画みたいに、
一画面とキーボードが両方入った状態で撮れるので、
あとはスマホを高く上げる仕組みさえあれば撮影できますよ。
(最初はすごい緊張するので、慣れが必要)
ああこんな感じか、が分かるだけで随分イメージできることが変わるので。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年09月07日 20:57
新しい配列の記事を書き終えました。
よかったら見てください。

https://hkmtyh.com/computer/keyboard/layout/tyoki-chord/

動画について
Androidタブレットはあるのですがキーボードをつなげる手段が手元にありませんでした。他で使う予定もないのでこの方法はとらないことにします。
マイクスタンドと三脚が家にあったのでそれらをつなげるためのネジを注文して届くのを待っています。手元を上から撮影するのに使えるらしいです。
Posted by 福光 洋平 at 2020年10月09日 18:49
>福光 洋平さん

おおっ、さらに色々な工夫が。
しかしこれは動画で見ないとどんか感じか、
イメージしづらい感じですね。
(Phoenixの、左右同時打鍵で延々書いていく感じも、
実はイメージできない…同じくよだか、かわせみも…)
なので動画が非常に楽しみです。
アルペジオの感じとかも見てみたい。

長くても30分長回し程度なので、養生テープの固定がおすすめですよ。
終わったら丸めて捨てられるし。勿論ねじ止めのほうが安定します。

演算子に配慮したところも面白いので、
リアルタイムコーディング動画も面白そう。
!=なんかはそりゃそうだと思いました。
Eucalynの動画にたしかコーディングあったかな…
Posted by おおおかとしひこ at 2020年10月09日 19:39
スクリーンキャプチャだけで手元は写せていませんが動画をアップしてみました。
https://youtu.be/gQYrkD7I4dk
変換の感じは伝わるかと思います。

コーディング動画もそのうち試してみます。

慣れないことをするとつい休憩を忘れてしまって手とかが痛いです。
Posted by 福光 洋平 at 2020年10月12日 19:00
>福光 洋平さん

拝見しました。QMKと強引に組み合わせる?ことで、
予測変換とライブ変換を混ぜて途中で選択可能な、なんだか面白い感じのものになっていることがわかりました。
やっぱプログラム書ける人はすげえなあ。
手元の動線も見てみたいので、これは是非期待。

動画は緊張するので、慣れるしかないですね…
あと結構バネ鳴りしてますね。バネルブすると滑らかさまで変わりますよ。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年10月12日 20:54
手元込みの動画をアップしました。
https://youtu.be/3PRpr1XbUc0

バネ鳴りの件
もう1度バネの換装作業をするのは体が辛いです。キーボードを新調するときには試そうと思います。助言ありがとうございました。
Posted by 福光洋平 at 2020年10月25日 18:17
>福光洋平さん

拝見しました。
スクラブすると殆ど手や指が動いてなくて、こりゃ楽だな、と想像できます。補完入力を使いまくるのかと思いきや、そんなでもなかったので、フリックなみにガンガン補完して行けたら面白くなりそうですね。
そのためのキーはたくさん余ってそうだし。

ざっくりと9キー×2の配列と考えると、独創的で面白いパターンの配列だなと思いました。
拗音のワンアクションが薙刀式並に気持ち良さそう。中指最上段の句読点もなるほどな、って位置にあって面白い。

配列定義を見るとカナ以外にも色々入ってて、そこの部分も見たいなあと思いました。
とにかく楽そうなのがいいですね。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年10月25日 21:07
感想ありがとうございます。

スマホの補完入力は文節単位に近くて小回りがきいて使いやすいのですが、Linuxで主流の変換エンジンMozcの補完入力候補が文単位というかなんか長くて小回りがきかず、文章を思ったとおりに入力しにくいので、文字を打つたびに自動で通常の変換をして候補を表示するってやり方にしています。
理想はIMEから作ることになります。Mozcのソースコードを読む手がかりがつかめたらなあ。

候補の選択には第1候補はスペース、他は数字キーを使っています。今はたいてい第1候補を選択すればいいので問題ないものの、スマホの補完入力くらい補完するようになると外に追いやった数字キーでは問題かもしれません。

カナ以外はコーディングだとよく見せることができると思います。次になにかプログラムを組むときに撮影します。
Posted by 福光洋平 at 2020年10月25日 23:28
>福光洋平さん

ほんとはIMEから弄れるといいですよね…。
日本語入力のことを考えると、IMEやらショートカットやらエディタが、
どうしてこういうのがないんだろう、などと思ってしまいます。
(自分にその力があったら絶対作ってるだろうなあ…)

動画ではほとんど第一候補を選択してたような感じでしたが、
別の候補を選んだかどうかが画面で分かりにくいだけなのかも。

たしかにコーディングは記号類が活躍しそうですね。
楽しみにしております。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年10月26日 00:26
何回か撮り直したので変換エンジンが学習して第1候補ばかりになってしまったのかもしれません。
Posted by 福光洋平 at 2020年10月26日 10:56
>福光洋平さん

打鍵動画あるあるですね。笑
僕はそれを避けるためになるべく一発撮りを心がけてます。
緊張するのはしょうがないと考えます。

最初の「薙刀少女のアイデンティティー」だけ何回もやって、
納得いったらそのままラストまで撮るやり方にしてますね。
あと書いてるうちに論旨がよれてくることもなくもないので、
うまく書けなかったなあと思ったら中止して、テイク2をやることも時々あります。違う文章なので変換候補学習はない感じです。
最高速を見せる必要はなくて、普段通りやればいいや、
と割り切ることが必要ですね…。
レースじゃなくてドライブレコーダーだと思う感覚で。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年10月26日 11:43
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