2020年09月09日

【薙刀式】endgame keycap...

球を掴むような形をベースに微調整していた、
3Dキーキャップ、サドルプロファイルが(多分)完成。
A8239EF2-EBF8-4A4D-BE5E-340C5237070F.jpeg

これまでのトップ面を滑らかに繋ぐのではなく、
各指に関して外に傾けて、
段々畑のようになるように再設計。
このことで、指の先のホットスポットに当たるようになる。

C903FDAA-3379-411E-87B3-55064EB071E5.jpeg

横(内側)から見るとこんな感じ。
下段が思い切って斜めに傾いている。
「段によってRの異なる球を掴む」
(下段の縮んだ指だと小さい球、
上段の伸ばした指だと大きい球)
ように想定されている。

B3A8974B-CCC3-44BF-B721-11B9147D9EEF.jpeg

上段側から見るとこんな。
(自作木製ケース、コネクタ部分の切り欠きの削りに苦労した…)
従来の3Dキーキャップの「お椀型(凹)」とは全く異なる、
凸の形になっていることがわかるかと。

232E8BC0-35B1-48F2-BF95-AE16333D62A9.jpeg

使用例。左右は肩幅くらい離してます。
ハノ字はほぼないかんじ。
マウスは気分で真ん中と右、好きな方に置いてます。


材料をMJF12PAのGB(ガラスビーズ入り)にしたので、
積層痕が入る事故がなく、
ナイロンのしっとりさと、
ガラスのツルツルさが両立して、
かなりいい触り心地です。
(グレー色か黒染色しかないのが玉に瑕)

商品化は9800円あたりを想定。
買う側から見たら高いけど、儲けはほぼなしなので…
ステム部にヒケが起こり、ゆるゆるの個体差があるため、
もう少し調整してから発売します。

撫で打ちと相性が良く、
上から指を畳んで突き下ろすのではなく、
指を伸ばして撫でるように打てるよう調整してあります。

今までもう10回近く検討してきた3Dキーキャップ、
ようやく
「どのキーを打っても、どの連接を打っても、
違和感なく自然に打てる」
境地に到達。
長かった…

キートップはわりとマッシブで、
しっとりと落ち着いた打鍵です。
高速打鍵時にもブレない。
スイッチフィルムがあったほうが、
スッと落ちる感覚になります。

親指はもちろん斜めに押せるやつ。
キートップの微妙な凹みが、撫で打ち用に作られています。
「どのキーも指紋の中央部やや外(一番力が入るところ)が、
当たる」を考えてつくられています。

もうしばらく試用してみます。
ステムの緩みは現在マステを挟むことで対応中。
posted by おおおかとしひこ at 15:38| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。