球を掴むような形をベースに微調整していた、
3Dキーキャップ、サドルプロファイルが(多分)完成。
これまでのトップ面を滑らかに繋ぐのではなく、
各指に関して外に傾けて、
段々畑のようになるように再設計。
このことで、指の先のホットスポットに当たるようになる。
横(内側)から見るとこんな感じ。
下段が思い切って斜めに傾いている。
「段によってRの異なる球を掴む」
(下段の縮んだ指だと小さい球、
上段の伸ばした指だと大きい球)
ように想定されている。
上段側から見るとこんな。
(自作木製ケース、コネクタ部分の切り欠きの削りに苦労した…)
従来の3Dキーキャップの「お椀型(凹)」とは全く異なる、
凸の形になっていることがわかるかと。
使用例。左右は肩幅くらい離してます。
ハノ字はほぼないかんじ。
マウスは気分で真ん中と右、好きな方に置いてます。
材料をMJF12PAのGB(ガラスビーズ入り)にしたので、
積層痕が入る事故がなく、
ナイロンのしっとりさと、
ガラスのツルツルさが両立して、
かなりいい触り心地です。
(グレー色か黒染色しかないのが玉に瑕)
商品化は9800円あたりを想定。
買う側から見たら高いけど、儲けはほぼなしなので…
ステム部にヒケが起こり、ゆるゆるの個体差があるため、
もう少し調整してから発売します。
撫で打ちと相性が良く、
上から指を畳んで突き下ろすのではなく、
指を伸ばして撫でるように打てるよう調整してあります。
今までもう10回近く検討してきた3Dキーキャップ、
ようやく
「どのキーを打っても、どの連接を打っても、
違和感なく自然に打てる」
境地に到達。
長かった…
キートップはわりとマッシブで、
しっとりと落ち着いた打鍵です。
高速打鍵時にもブレない。
スイッチフィルムがあったほうが、
スッと落ちる感覚になります。
親指はもちろん斜めに押せるやつ。
キートップの微妙な凹みが、撫で打ち用に作られています。
「どのキーも指紋の中央部やや外(一番力が入るところ)が、
当たる」を考えてつくられています。
もうしばらく試用してみます。
ステムの緩みは現在マステを挟むことで対応中。
2020年09月09日
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