とTwitterで批判されていた駄文があまりにも駄文なので紹介する。
https://www.miyashita-park.tokyo/concept/
渋谷区はセンター街をバスケットボールストリートに改称しようとしたり、
ズレたセンスで有名だが、これはひどい。
なぜひどいか解説しよう。
その前にシンキングタイム。
なぜひどいか考えてみなさい。
僕の考えを述べるために、文を引用しておこう。
宮下公園のコンセプト
卵とキャラメルが出会って、
プリンが生まれた。
出会いって、愛。
組み合わせって、未来かも。
公園の下に、ハイブランド。
ハイブランドの横に、飲み屋横丁。
ホテルも珈琲屋も
レコードショップもギャラリーも、
混ざってくっついたら
どうなるんだろう。
ごちゃっと自由に、
ここは公園のASHITA。
その全部があたらしくなった、
MIYASHITA PARK。
さあ開業、開園です。
ニンゲンも風も花も鳥も、
どうぞいらしてください。
コンセプトと言いながら、
明確な「これ」がなく、
ごちゃごちゃこそコンセプトとうそぶいているから。
「えーっと、無計画です!」と宣言しているに過ぎないので。
そもそも宮下公園周辺だろうが、
109周辺だろうが、
スペイン坂近辺だろうが、
円山町近辺だろうが、
渋谷はごちゃごちゃした街である。
だったら、「渋谷の公園らしい公園」
と一言で済む。
その一言に集約することが、「コンセプトを決める」ということだ。
「素敵な言葉」を並べることはコンセプトではない。
言葉(ガワ)が素敵なのではなく、
考え方(中身)が素敵であるべきだ。
そして、渋谷はごちゃごちゃしているものだから、
「ハイセンスに貫かれたただ一つの公園」にするとかなら、
意味のあるコンセプトだけど、
渋谷の続きをだらだらやります、は、
コンセプトでもなんでもない。
ノーアイデアでした、と白状しているにすぎない。
まあそもそも公園というのは多目的性が強い、
公共的な場所だ。
ということはコンセプトがそもそもあってはならないのだ。
それでも愛されるためには、
たとえば巨大なタコの滑り台があるとか、
桜が綺麗とか、
なにかアイデンティティーがあるべきだとは思う。
コンセプトはつまり、アイデンティティーである。
「他にないキャラ立ち」だ。
それをこのようにごちゃごちゃして煙に巻いてるとは、
コンセプトのコの字も理解していない。
渋谷区に住まなくてよかった。
住民税がこれに使われてると知ったら、
政治運動に身を投じなければならないだろう。
ガワのセンスがないこともとりあえず批判しておく。
ASHITAとかニンゲンとかなんだよ。
サビが思いつかないJPOPが英語でサビ歌うやつやんけ。
これを明日や人間(人)にした瞬間しょぼくなるのなら、
それは中身(考え方)がしょぼいんだよ。
しかし花も鳥も来るのなら、虫も来るはずだが、
なぜないことにするんだ?
絵に描いた餅もええかげんにせえや。
で?
あなたの作品のコンセプトは、なんだい?
何かを作るということは、キャラを立てるということだ。
人間じゃないんだ。
なんでもいいからそこで生きればそれでOKではないんだよ?
2020年09月09日
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