人は自分に痛みや辛さを伴う内容を拒否しがちで、
自分の願望を叶えたり甘やかしてくれるものが好きである。
それがフェイクであってもだ。
文章生成機械GPT3に自動生成させたブログを、
人間が気づかずあまつさえ人気記事となった、SFみたいな出来事。
同じくカラパイアから。
http://karapaia.com/archives/52293911.html
文章生成の原理は前記事でざっくり説明したので繰り返さない。
この仕掛けの肝は、
「論理をそれほど必要としない、
生産性、自己啓発について書かせたこと」だ。
生産性って論理いらんのか。
なるほど意識高いコンサル(詐欺)が好きなわけだ。
自己啓発とか情報商材(詐欺)の範囲だよね。
なるほど実に興味深い。
とくに自己啓発においては、
甘えを満たす文章が好まれる。
また、
「実は叱ってほしい」という願望にも答える文章が沢山ある。
これらを沢山学習させれば、
飴と鞭の適度に混ざった確率文章が、
適宜無限につくられるわけだ。
興味深い。
人は、実は中身など見てなくて、
ガワの文面だけを見て、心地よくなっている、
ということすら言えそうだ。
ひらたくいうと、バカばかりということだ。
少なくとも、彼らを自動文章生成マシンで騙し、
心地よくさせることはできる。
これでフォロワーつくって、
noteでもやらせれば、定期的に稼ぐ副業すら出来そうだ。
(日本語は英語にくらべてとびきり難しい言語なので、
botを見分けるのはとても簡単だ。
最近では中華フォントを使っている、
日本人のフリをした政治煽りなんかは有名だよね)
あとは、書く側のモラルだけだろう。
バカを騙して生きるか、
全員にわかる中身とガワをつくるか。
前者が簡単だが、唾棄すべき生き方である。
botでないにせよ、自己啓発書籍を沢山出している人は沢山いる。
大昔からいる人は、たとえば中谷彰宏とか。
後者は困難で、誰にも褒められないかもしれない。
2020年09月12日
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