そういえば僕も気になっていたことを思い出した。
ドラマ版では「原作に準ずる」という切り札があって、
困ったときはそうしてたが。
当時脚本打ち合わせで、
「風魔はケータイを持たされていて、
項羽のその電波を逆探知した」みたいなことを言ったかも。
白虎の紫ケータイはその時の名残り。
今考えるに、
項羽のポケットに、忍び文字のメモがあり、
柳生屋敷までの道が書いてある、
(最初に柳生屋敷に行く時のメモ)
なんてなことかな。
当然項羽のことだから、
落とし穴や間違った道が地図に書いてあるトラップつきで、
その心理の裏を読んだ白虎がやっと辿り着く、
みたいなことかしらね。
忍び的な情報収集力だけでは、
風魔の仮本部が柳生屋敷であることを知るのは難しいだろう。
ただそれさえ分かれば、104でわかったりして。
(ドラマ当時まだ104は生きてたなあ…)
原作で、白虎が命と引き換えにあげた、
花火的な狼煙を見た八将軍が、
柳生屋敷に大挙するのではないか?
と僕はドラマ版の脚本打ち合わせで言った。
あの狼煙、あとで使ってないよねと。
(原作だとそれを見たやつらを霧風が倒し、
絵里奈→麗羅兜丸でもう決戦だからねえ)
しかし流石にそのあと「決戦、柳生屋敷!」と総力戦になってしまうので、
壬生が黄金剣で来る、という流れにしたかと思う。
その後八将軍全滅(仮)になったので柳生屋敷の危機は去ったことにしたはず。
(壬生もなんでわかったんや、という問題があるが)
あと鳩ね。
狼煙だと即だから、時間差をつけるために伝書鳩にしたと。
ケータイで連絡したらええやん、
というのを防ぐために、妨害電波にしていたはず。
もし部活対決路線でなければ、
このへんのことは、もっと詰めただろうな。
柳生屋敷を本拠にしつつももぬけの殻にして、
八将軍をおびき寄せるなんてマジ展開にしたかもなあ。
だがメインは部活対決だ。
忍びと、守られる生徒たち、という構造が、
ドラマ版を面白くしたのだからしょうがない。
で、「ええい原作準拠!」のカードを切ったと。
昭和や平成初期のこうした情報合戦は、
「ケータイかけたらええやん」「ググればええやん」
ですぐ終わってしまうところが多く、
リメイクの難しいところかもしれないね。
アニメ「君の名は。」でも、
Facebookで検索しろやと、アメリカ人は思うそうだ。
日本人だとなかなか相手の名前でググる習慣はないけど。
(Twitterやってても本名じゃないだろうし。
逆に裏垢探し探偵とかいるくらいだし)
まあ「白虎探索す」パートをやってたら尺が足りなくなるので、
省略しました、でしかないかも。
このへん何か二次創作での補完あるのかしら。
ドラマ打ち合わせの段階でも当時のファンロードなどは入手困難で、
シュミ特などを洗うことができなかったなあ…
ところどころコメントしたかったのを「全部読み終わるまで」と我慢していたのですが、
ようやく終わりも見えてきて、久しぶりにボケたい血が騒ぎ、抑えられなくなってきたので…2点ほど。
1点目はボケではありませんが。
>なぜ白虎は柳生屋敷に辿り着けたのか
原作の場合、白虎の前に影三兄弟が忍び込んでますよ。
1話目で柳生蘭子の後をつけさせた武蔵が夜叉下忍の血文字で風魔の小次郎を知り(血文字は「風」だけだから、ずっと見ていた?)、
壬生戦後に蘭子と会話、小次郎を連れ帰るのを見送った。
また、学校制圧作戦上、懸案事項を洗い出し、対策の1つとして、柳生屋敷の場所は調査済み。
というところでしょうか。
まあ、現実的には安直に柳生屋敷なわけがなく、姫子が隠れ家を用意している筈…、ということなんでしょうけど。
そこらへんは車田漫画ということで…身も蓋もないですけど。
つまり白虎の狼煙も確定情報としての意味しかなかったのかも。(勢い重視の車田演出ということで)
まあ、影三兄弟も白虎もまずはダメ元で柳生屋敷を探ってみたら、
前者は、グラサンかけてるお調子者を見つけたから、池に隠れていた。(それはそれで何故?だけど)
後者は、竜馬に「そこのしげみにひそんでいるヤツでてこい」と見つかってしまった。
というところですかね。
(長くなったので2点目(ボケ)は次にします)
これを言い出すと、赤星の矢を射なくても、以下のようなグループメール、あるいはグループLINEでも。
from:musashi_asuka@gmail.com
to:yasha8generals@yasha.com
cc:yashahime@yasha.com
件名:夜叉八将軍集合
本文:日時○○、場所××
白虎より返信
了解
紫炎より返信
了解
黒獅子より返信
武蔵なに用じゃい!
陽炎より返信
りょ
不知火より返信
り
監督へのリスペクトで陽炎をボケに加えておきました。
原作ファンが喜びそうなので不知火はオチとして外せず。
(メールでも1文字だけかい!ということで)
武蔵がgmailなのは細かいボケです。
以上、くだらないボケでした。
そういえば、黒夜叉、もとい闇鬼には、陽炎か妖水が電話したんですかね。
いや、ドラマ版なら雷電ですね?
そういえば影三兄弟が池にカッパとして潜んでたわ…!
ドラマ版では木に吊り下げるやつをなんとか持ってこれた、
と安心して完全に忘れてましたね…!
原作はあのスピード感なので「なにい!?」とか言ってるうちにポンポン話が進むので気にならないんですが、
ドラマ版だと時間の流れが遅いため、気になる整合性が沢山出てくるんですよね…
白虎が狼煙を上げたとすると、残りの八将軍が総攻撃をかけてもいいんじゃないかと思い、
それを回避するために壬生一人が、という展開にしたことを思い出します。
(当初から13話は決まってたので。アニメだと6話分なのに…)
闇鬼はたぶん留守電ですね。放映当時スマホはないからグループLINEもないのか。ケータイメールでccくらいはできたっけ。
昭和の原作当時は、駅の掲示板か、喫茶店のノート、売れない駄菓子屋の駄菓子を動かしてその組み合わせで連絡を取り合っていたはずです、きっと。
車輌ナンバーを全部「848」で取れる権力がある設定なので
(交通事故を起こす車輌は全部そう。現場では用意したけど映ってたかな)、
ドメインも@848.comかもしれません。
2007年当時、ガラケーサイトの開発を行っていました。
システムの検証等でガラケーを多用していましたが、ccは使えますよ。
それと「yasha8generals@yasha.com」はメールサーバ側の設定で、8つのメールアドレスをこのグループメアド1つで送信できるというものです。
なので、受信端末は不問で、送信時にメールサーバが自動的に8人に配信しますよ。
@848.comはいいですね。
リアリティがありそうです。
@yasha.comだと実際にありそうだから、「夜叉.com」にしようかなとか思いましたが。
駅の掲示板と言えば「XYZ」とかですね。