2020年09月23日

未来の予定を見据えて、今行動する

現実でも同じだが、
いま何もしなくていいなら、何もしなくなる。

いま行動しなければいけない理由は、
今ではなく(その時点での)未来にあることが多い。


受験勉強をする理由は、
今猛烈に勉強がしたいからではなく、
将来を見据えての行動である。

予備校に通うことや、宿題をすることや、
誘惑を断ち切って机に向かう行為は、
よほど勉学が好きでない限り、
大学に入ったり、将来安泰になるためである。

つまり、人は「未来を現在の理由にする」。

過去と現在の何かだけが理由になるとは限らないのだ。


今はプータローだが、将来化ける才能のあるこの子と付き合っている、
締切間際におたおたしたくないから、今やっておく、
今ここでやっておくと、ライバルに差をつけることができ、将来の趨勢が決定的になる、
相手がこう出てくることを読んでいて、
先にそこに布石を打つ、
これとこれとこれをクリアしておくと、
それがあとあと効いてくることが計算済みだ、
締め切りが明らかになった瞬間段取りが決まる、
貯金している、積み立て貯金している、
などなどなど。

順番に書いていくことをやっていると、
それまで書いてきたことや、今の状況だけを判断材料にしがちである。
そうでない判断の仕方もあるということだ。

予感があったので、予知夢があったので、
などは強引だけど、あり得なくはない。
予告が誰かからあったので、とすれば、
それだけで自然でスムーズになるだろうし。


たまに登場人物に訊いてみるといい。
「将来的に、これはどうなると読んでいる?」と。

ただ目的に向かって一直線だけではない。
予想して先回りや布石という行動も存在する。


もし行動しなくなってしまった人物がいれば、
将来に動機を与えるというのは、
使える手だ。

目的がこれならば、
今やることは逆算して、これとこれとこれ、
と山盛りであることに気づけば、
その計画通りに行動せざるを得なくなる。

行動がストップしがちなときにやってみると、
たとえば、
筋トレを始めたり、爪を切るかもしれない。
それは何になるんだ?と尋ねたら、
そのときに未来の予想をその人物は答えるはずだ。
posted by おおおかとしひこ at 00:10| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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