のアンケート結果が出た模様。
https://mobile.twitter.com/kogawa_vonly/status/1305706517815984134
大数の法則が発動するほどサンプルは多くはないものの、
非常に参考になる。
そもそも、薙刀式と新下駄は対立候補ではないけれど、
以下のように考える。
ぼくは、新下駄は新配列の横綱だと思っている。
でも難易度は高い。
でも熱意と指の基礎があれば乗り越えられる。
それが、誰かが上り切れる山かどうかはわからない。
一方薙刀式は、新下駄よりは記憶負担が少ない。
しかし操作が複雑だ。
操作を複雑にして記憶負担を減らすトレードオフなので。
これも、誰かが上り切れる山かどうかはわからない。
このふたつが対立候補にあるのは、
この、記憶負担と操作の難易度のトレードオフの軸において、
かもしれない。
薙刀式から新下駄への転向者が結構いるなあ。
それだけの熱意があれば、
最終的に新下駄をマスターできたんだろうか。気になる。
新下駄が使える環境は、薙刀式よりも広いと思う。
親指を忘れられるというのも大きい。
https://jigendaddy.hatenablog.com/entry/2020/09/18/104631
にアンケート結果が、
https://jigendaddy.hatenablog.com/entry/2020/09/18/151931
に小川さんの感想がある。
この募り方ではそもそもの疑問であるところの挫折率は、
なかなかとらえ難かったのかもしれない。
新配列全般に手を出したが、やっぱりqwertyに戻った人は、
結構いそうだなあと想像する。
そんな人は引っ掛かりもしなかっただろう。
ちなみに薙刀式の継続使用理由としては、
配列図が覚えやすい 1件
長時間の打鍵でも指が疲れにくい 1件
があり、狙い通りというか、自分が楽してるところだから、
納得がいく。
一方脱落理由では、
親指をシフトに使う配列全般があっていなかった 1件
連続シフト中、同手でシフトと下段を押すタイミングがあり手への負担が大きい 1件
があり、なるほどと思う。
親指シフト系列でよく問題になる、
親指の使用がそもそも、
ということだろう。
僕がえんえん作り直している3Dキーキャップは、
まさに親指キーと下段キーにもっとも工夫がある。
それは、普通のキーボードでは、
親指キーも下段キーも、「まともに打てたものではない形をしている」
と僕は考えているからだ。
「じゃあその打てないキーでも打てる配列を」
となると、新下駄に軍配があがるのかもしれない。
しかし飛鳥のRayさんは親指キーと組み合わせるのは、
親指が近い下段キーのほうがよい、と主張していた。
僕もそう思う。
なので「連続シフト中の同手下段が窮屈」というのは意外な角度からの意見で、
とても興味深い。
しかも同手シフトのほうが僕は打ちやすいと感じるので。
撫で打ちと突き刺し打ちの流派や、物理キーボードの違いかしら。
実際どういう言葉のときにそう思ったかまで知りたい…
そもそも親指でスペースキーを打つことが、
僕は変だと考えている。
しかしいまは「親指が押せるベストの物理キーをつくろう」
という方向で考えていて、
「親指を使わない論理配列をつくろう」
という方向には向いていない。
中指シフト薙刀式とかが出来れば、また変わるかもしれないなあ。
(前一回考えたんだけど、
DKにあるキー、い、も、と、にのどれかをどこかにリストラしないといけないんだよね。
そうすると運指がまるで変わってしまうので、
がらりと変わりそうでやめた記憶がある…)
ともあれ、興味深いアンケートありがとうございました。
新下駄と薙刀式は、住み分けがある
(使用目的や手の違いなど)と思っているので、
こういう人の流入流出はとても興味深い。
複数の配列を渡った人はこういうことを言葉に出来るだろうけど、
一個手を出して辞めちゃった人を、
うまく取り出せないだろうか…
唐突に質問しているにもかかわらず、想像した以上に皆さんへ快く受け入れていただいて感謝しています。
下段との同手シフトですが、問題はロウスタッガードの斜めズレであると愚考します。
ロウスタッガード(正確には私の環境)でJからMへ真っすぐ指を下げようとすればちょうどNとMの中間地点に到達します。
これを手首の捻りで調整する負荷が気になります。
対策として現在いじっているキーカスタマイズではスペース面のMに使用頻度の低いキーを割り当てています。
使用した経験はありませんが、おそらく格子配列ならばさほど気にならないはずです。
物理的に問題を解決しようとされている大岡さんのアプローチは正論だと思います。
いつも更新を楽しみにしています。陰ながら応援させていただきます。
なるほど、同手の右は死角でした。
僕はスペースをそれまで左で打ってたので、シフトは基本左手でかけるので。でも世の中には右手スペース派もいるんでしたね…。
右手薬指もしんどそうだ…
ロウスタッガードだとNMはJから等距離なので、
シフトの「お」「。」は入れ替えてもいいかもですね。
ていうか昔ロウスタッガード時代はそうしてました…
小川さんのミスをしないタイピングというのは僕の一番苦手なことで、
タイプウェルでもミス20を下回ったことはないんですよね。
正確性があがると無意識でも誤打しなくなるものなのでしょうか。
どうしても疲れてくると、
楽な指を使ったり、楽なキーのほうを無意識に打とうとして誤打が増えるようです。
それはわかってるのでBSや再変換系をいい位置に置いてるんですが、
3万字くらい書くと最初から誤打しないほうが楽だなと思い始めています。