2020年09月23日

【薙刀式】感情の速度と指の速度

合理を考えれば、中指と人差し指は似た指の扱いかも知れない。
合理を考えれば、中指中段>人差し指下段だと思われる。

でも感情が乗るのは人差し指だと思う。


編集モードの記号をちょっといじり始めている。

?、!、……、ーー(三点リーダ2文字、ダッシュ2文字)
の位置関係になやむ。


以前の版では、
ホーム段が合理だろうと思い、
中指中段に!、人差し指中段に?、
中指下段に……、人差し指下段にーーとした。

だけど、?と!は感情の記号だから、
これは人差し指担当であるべきで、
中指中段に……、人差し指中段に?、
中指下段にーー、人差し指下段に!、
では?

と思い始めた。

つまり、人差し指は感情を示す指であると。

?!の感情を指し示すのに、
中指は無粋な気がした。
最も感情的な記号は、人差し指担当なのではないか?
と思ったのだ。

これは合理的理由ではなく、感情的な理由だ。
自分が?!を書く理由まで僕は遡るわけだ。


薙刀式は、とくに人差し指で大事なことをする。

第一の音「あ」は右人差し指中段にこだわる。
主格の格助詞「が」は、人差し指中段同時。
BSは右人差し指上段。
エンターは人差し指下段同時押し。
句読点はシフトながら、人差し指下段。

感情的な?!は、やはり人差し指だと思った。


中指と人差し指は、どちらが反応速度が速いのかな。
打鍵速度的にはほぼ同じだと思う。
それでもしっくり来るのは、
感情の速度は、人差し指の速度のほうだと思う。

?!を使うときは、
言葉自体も走っているときだ。
打鍵ペースもあげたいし、動悸もあがっているだろう。
そのときに中指で表現するのは、
隔靴掻痒だと思うのだ。


しかしそうすると、一番いい位置に?!がきてしまい、
脚本や小説で頻出の「」の位置に困ることになる。
いまのところGBという、伸ばすけど人差し指、
の位置に暫定置いたのだが、
これでいいか迷い中。



今回の編集モードで試していることは、
「右手は制御系」「左手は記号系」と、
左右の役割を完全に変えること。

以前は編集1(逆手中段を押しながら左右)は制御系、
編集2(逆手下段を押しながら左右)は記号系、
と分けたのだが、
左右の手で役割を分けたほうがいいのでは?
などと思いつき、ドラスティックに変更し始めている。

とくに制御系は選択やコピペ関係を充実させようとしていて、
さらに右手だけで「編集」に特化していこうかなと。


第一稿を書くときはそんなに使わないけど、
ああでもないこうでもないとやるとき、
数行とか段落くらいを選択して千切って、
別のところに貼り付ける、
なんてことをよくやる。

マウスで選択してキーボードでコピーして、
マウスで大移動してキーボードでペーストして、
なんてのがわずらわしく、
これを全部キーボードから、しかも右手範囲だけでやろうと試みている。

僕はPgUpDnをほとんど使わない。
カーソルの行き先が予想できないので。
(物理位置は分かるが、それは内容と関係ないので。
僕が移動したい位置は、内容の位置だ)

ホイールUpDnの方がまだ直感的なので、
それは編集モードに残すとして、
いまPgUp×5、Dn×5を試験的にやってみている。
100ページの原稿でも20回操作以内でざっくり移動できるので、
ホイールより速い。
実際150ページより大作を書くことは稀なので、
実用的な数字かと思う。


何がテキストへの操作として必要なのか、
それはどういう動線であると楽で、直感的なのか、
を考えないと、日本語入力は完結しないと思う。
マウスを使わずに、という方針にすると、
熟考が必要だろう。

まったく別のやり方をする人もいるだろうから、
編集モードは配列的には準公式扱いかもしれないが。



最初の話に戻ると、
人差し指は特別な指だと思う。
何が人差し指であるべきかを考えて、
配列は組むべきだ、
という立場に僕はいる。

ただ担当範囲が広いから、
あまったやつを置いといたろ、
みたいな親指シフトニコラの考え方は合理かもしれないが、
字を書く考え方とは、
まったく逆だと思う。
(いまだに小指の「う」「ん」と句読点に納得がいかないし、
それを無批判に甘受している人もよくわからない)
posted by おおおかとしひこ at 12:39| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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