ある集団の意思決定。
リアルの政治でもそうだし、
家族の間でも、
友達の間でも、
会社の部でもそうだろうけど。
あることを決定するときに、
全員が100%賛成のことはない。
ある人はまあいいかなくらいに考え、
ある人はもうちょっとこうだろと不満を持ち、
ある人は余計なことはいらない、このシンプルなのがいいんだと思い、
ある人はそもそも嫌だが全体のために仕方ないと思ってたりする。
意見の持ち方は、
それまでの生き方と、
これからどうしようかと考えているかによるだろう。
また、その意思決定の仕方も、
民主的なものから独裁的なものまであるし、
その意思決定をなぜするかという動機も、
積極的な、攻めの理由から、
消極的な、守りの理由まであるだろう。
妥協した提案ならやる意味がないと考える人もいるし、
やるならばなるべく妥協するべきという人もいるだろう。
リアルで色んな意思決定の場に立ち会うほど、
色んなケースがあることを人生経験として知るだろう。
あなたのストーリーは、
そのどこを切り取っているか?
Aをやるぞ、よしやろう、なのか、
Aをやるぞ、それは反対だ、しかし強行するぞ、なのか、
Aをやるぞ、いやBだ、間をとってCだ、なのか、
Aをやるぞ、議論紛糾、やっぱやめよう、なのか。
現実と同じで、ぐだぐだ議論している間はストーリーが進まない。
しかし重大局面では意思決定が必要だ。
(これを促すために、
「三日以内に返答をください」なんて締め切りを作るのは良くある手)
リーダーの立場は。
リーダーでない、現場の人の立場は。
参謀の立場は。
後方支援の立場は。
それぞれのことを考えて、
意思決定の場面を作っているだろうか?
それに諸手を挙げて賛成の人もいれば、
不満がある人もいる。
それが内部の軋轢を生み、
分裂または再生の原動力になったりする。
人間の集団は常に一枚岩ではない。
呉越同舟のまま船はすすむ。
このへんが少しでもうまく書けると、
集団を描くのは興味深くなる。
全員同じリアクションして絆とか言ってる場合ではない。
集団は常に不穏だ。
空中分解しながら、修理しながらすすむ船だ。
降りる人もいるし、乗ってくる人もいる。
それをうまく切り取ろう。
2020年09月25日
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