2020年09月25日

【薙刀式】重心の位置

薙刀式の重心は、FJVMと両親指。
手首はつける前提。(すり足程度に浮かす時もある)


飛鳥系列のあまのあすかと、新下駄の重心を比較した体感が興味深い。
https://mobile.twitter.com/mirai_kioku/status/1309090085963472896

ざっくりまとめると、
「重心はシフトキーにある」
と言えるかも知れない。

「常にそこに構えの中心を置くことで、
パッと対応できる」のが構えの重心なのだろう。


僕が親指シフトニコラをやったときは、
両親指と両小指に重心がある気がした。
で、小指に違和感があり継続を諦めた。
頻度2、3位の「う」「ん」と、構造の要の句読点があったので、
それを小指に任せる気がしなかった。

飛鳥は途中挫折したけど、
両親指重心で、手首つけ派だったので、
どっしり構えられて自分の構えと近かったような気がする。
ただし薬指小指の頻度に耐えられず、
挫折。

新下駄も途中挫折したが、
中指薬指中段に軸足があるような気がする。

左右対称だと勝手に思っていたがそれは頻度だけで、
左手は4段使うから、密度の差はあるかも知れない。
右手上段の拗音シフトもあるし、左右対称ではないと思う。
手首つけ派の僕は指がうまく動かなかった感があるので、
手首は浮かしたほうが縦横無尽に指が動くのかも。
(kouyさんのセッティングは高めのパームレストだし)


あと触った記憶だけで書くと、
JISカナは重心がどこかわからなかった。
右小指に重力異常がある感覚があり、痛くなってすぐやめた。
最上段もなんだかんだ結構多かった記憶。

新JISは親指とFJとLだった感触。
濁点のLは結構意識があったな。
実は薙刀式の重心に一番近く、
僕が新JISいいぞ、と思ったのは配置よりも重心なのかも。

月があんまり合わなかったのは、
親指の重心がはずれ、DKにあったからかも。
(新JISを先に触ってたので、
微妙に似てる配置が混乱したのもあるけど)

qwertyはよくわからないが、
AとERTとYUIOあたりに重心があり、
第二重心がNM.,あたりにある気がする。
(だからNMを右親指で取るタイパーの最適化は合理なんだろう)


薙刀式開発当初は、
親指とFJとSLだった。
(SLが半濁音小書きシフトだった)
薬指に僕は重心を置けない、と身体で理解して、
それをVMに持ってきて、エンターもVM同時に変更し、
現在の重心になったと思う。

ちなみにカタナ式だと、
親指とFJ、VN(句読点とエンター)だった。
薙刀式開発当初はこれだったが、次第にNがMに変わった記憶。



手首をつける/つけない、
どの指に重心を預けて軸足とするか、
それらは人の好みや体格と関係するかも知れない。

同じ剣を使うのでも流派が分かれる。
前重心の攻撃重視と、後ろ重心の防御重視で大きくわかれる。
中定(5:5)を勧める流派もある。
大半は右足前だけど、奥義で左足前を使う流派もある。
定寸(3尺2寸)以外の長さの剣を使う流派もある。

いわんやキーボードのバラバラさにおいておや。


複数の流派を渡る沼人は、
自分の重心にあったものを探しているのかも知れない。
何かを改造して新しく流派を起こす人は、
元となるものと親和性があるが、
自分により合わせたのかもしれない。

その自分の体格や重心は、
変えられるものなのかしら。
それとも常に同じところに帰って来るものなのかしら。
最初に馴染んだキーボードや筆記具と、
関係があるのかしら。


僕はどうもペンの馴染みから離れられそうになく、
人差し指重視、ペンに触れる部分の指の腹で撫で打ち、
ペン同様手首はつける派
(書道でも手首をつけない大筆は苦手)、
右メインのようだ。

逆にタイパーほど「キーボードこそ我が身体」の感覚になると、
ペンや小筆や絵筆は苦手なんじゃないかな、と逆の想像をしてみる。
ピアノの方がまだ近いのではないかと。



論理配列の探究、自作キーボードの物理配列の探究が、
これほど多様化して、しかもそれぞれに研究が続けられているのは、
手や重心の感覚が人によって全然違うからかもしれない。

自作キーボードはイベントに行って触れば大体分かる
(コロナ騒動はやく終わって再開しないかなあ)けど、
配列はある程度やってみるまで合うかどうかは分からない。


カナ配列はシフトキーだけを見て、
ローマ字配列は5母音とKTSNだけを見て、
そこを重心としたタイピングを自分のキーボードでイメージすると、
相性が事前にわかる?
かも知れないね。
posted by おおおかとしひこ at 12:03| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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