2020年09月30日

【自キ】MJFPA12GBを磨くと象牙っぽくなる

DMM.makeのプリント素材のひとつ、
MJFPA12GB(グラファイト磨き)は、
ガラスビーズ入りのナイロンらしい。
MJFという積層のない出力方式なのでやや高い。

で、これを磨くと、象牙っぽいいい感じの質感になることがわかった。


工程はよっつ。
#200→#400→#1000→蜜蝋
(追記: 下地は#200のほうが効率的なので追加)

1. #200で荒磨き。
グラファイト磨きオプションなので、
既にもともとだいぶ滑らかだけど、
やすりをかけると相当ボコボコだったとわかる。
やすり前提だったので、ブラック染色はせず、
素材のままのグレーで出力した。

指の触れる天面、天面の角、ついでに側面あたりを。


2. #400でさらに磨く。

とくに指の触れる天面、角を中心に。


3. #1000で仕上げ磨き。
これでかなり滑らかになる。
これまでの工程が甘いと毛羽立ったような感触になるので、
1か2からやり直すと良い。


4. 蜜蝋ワックスで仕上げる。
「MJFは蜜蝋で仕上げる」というTIPSを知ってたのでやってみた。
MJF素材はプリント密度の関係か、
水も吸うし、油も吸う。
やすりをかけたあとの明るいグレーが、
手汗で暗いグレーになるのがわかる。
その前に、蜜蝋でコーティングするイメージ。
これによってサラサラ系(すぐ手脂でだめになる)が、
しっとり系にかわる。


滑らかなキメと、蜜蝋のしっとり感で、
象牙っぽい質感になりすごくよい。

長時間キーを叩くと指が痛くなるけど、
これなら多少マシかもしれない。

比較のためにナイロンプリントでも同様の磨き方をしたが、
こちらはツルツルになり、しっとり感が薄い。
ガラスビーズの感触の差だろうか、
MJFの方がやわらかでしっとりする。
あと染色版はすぐ下地の白が出てくるのでカッコ悪い。


ということで、この仕上げ作業は、
キーキャップ的にとても良くなることがわかった。
ただすごくめんどくさい…
ステムを掴む指が痛くなる…
一日30キーくらいが限界…


今週末に次のテストプリント
(ステム改良版、高さと角度微調整)があがるので、
またこれで磨いてみることにしよう。
posted by おおおかとしひこ at 12:46| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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