2020年10月10日

出来のいい所と出来の悪いところを色分けする

リライトの時はとくにやったほうがいいけど、
プロットの時にもやってみると分ること。


ここは良く出来ている、面白い、
などというところと、
なんか想像よりうまく書けなかった、
というところは、
自分ならわかるだろう。

まずは、それを色分けしておくことだ。
良いところを青、
いまいちなところを赤で色分けして塗ったとしよう。

赤を青にするように考えるべきだ。

で、それらが一気に全部青になることはない。
それらの直しにも出来不出来があるということを知ろう。
直す前のほうがよかったなんてことはごまんとある。
(だから前のバージョンの原稿は、
ナンバリングしてすべて保存しておいたほうがよい)

あるいは、
何かを直したら、
かつて赤青だと思われた部分の評価が変わることもある。

これが長い文章の不思議なところだが、
それはモンタージュ効果で説明できる。
ある部分はそれが同じでも、前後でまったく違うように見えるということだ。

(裏を返せば、赤の部分を直さなくても、
前後を直すだけで青になったりする。
青だったのに、前後のせいで赤に転落することもある。
すべては相対的に決まるのだ)


ともあれ、
相対的に赤青に色分けしておくことはとても大事だ。

もし他人に草稿を読んでもらうチャンスがあれば、
赤と青を色分けしてもらうことは、やってみてもいいかもしれない。
自分が思っていることと、まったくちがう色分けになることがあって、
たぶんびっくりすると思う。

もっともその人が、
適格な批評眼を持っているかどうかは事前にわかっておかないと、
単純な好みでこちらの気分が左右されてしまうので要注意だが。

あくまで他人の批評はその人個人の感想であって、
自分で気づいていない所に気づかせる為に、
他人の批評を仰いだほうがいい、
というくらいのことである。
(もちろん、批評眼がある人、
的確な指摘のできる人のいうことは正座して聞くべきだ)


どうしたらもっと面白くなるのか。
青は無視して、
赤をまず面白くすることを考える。
そのうえで、
赤青は必ずしも的確ではないことを想像して、
もっとよいものへと再編成していくことだ。


ストーリーを書くことは、
ほとんどの人が想像するような、一本道を進むこととは違う。
もっと行ったり来たりする、
タイムトラベルやパラレルワールド間の移動のような感覚である。
posted by おおおかとしひこ at 00:14| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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