2020年10月02日

【配列】中間状態の実感が興味深い

新下駄練習中の船津さんがFあたりで一旦高原状態になったようで、
現時点での実感などを記していて興味深い。
https://funatsufumiya.hatenablog.com/entry/2020/10/01/072547


qwerty>>>フリック≒新下駄

という関係になっているのが面白い。

そのうち、
qwerty>新下駄>フリック、
新下駄>qwerty>フリック、
になるかも知れないが、
現時点での、
新下駄とフリックがライバルになっているのが、
あんまりない状態だなと思ったので。


フリックは、厳密には行段系ローマ字入力なのだが、
英字を介さないから、
「カナ入力」だと思っている人もたくさんいる。
qwertyがローマ字で、フリックがカナだとすら。


タッチもスライドも一動作だと考えると、
すべてのカナを一動作で入力できるのがフリック。
(濁音、半濁音は2打、小書きも2打いるが、
JISカナと同等のスペックともいえる)

ただし指の本数をたくさん使えないし、
ロールオーバーも出来ないしで、
キーボードの合理的なカナ入力には、
最終的には負けると思う。

しかし起動の手軽さ、
メモの手軽さにおいて、
わざわざキーボード叩くまでもないことについては、
日本語入力最強だと僕は思っている。

(新配列のライバルは、qwertyではなくて、
フリックだと僕は思っているくらい。
だから薙刀式は、フリックではやりにくい、
腰を据えた長文に特化している)


それと、道半ばとはいえ新下駄とが、
拮抗してる感じが面白いと思った。

ここから新下駄がフリックを上回るのはなんだろう、
と考えることが、
打倒フリックの重要な要素になると思う。

上にもあげたが、
沢山の指を使えることから、
ロールオーバーで滑らかに繋いでいくことや、
拗音などの1モーラを1アクションで打てるから、
フリックよりかは動作数が少ないだろうことや、
連接が合理的に並べてあるから、指の動作距離が短いことや、
指の労力が分散していること、
などなどが考えられる。


これらが実感できるのは、経験的には、
タイプウェルだとSランクに入ってからかな。
Aぐらいから徐々に感じられるかな。

逆にそれまでは、
フリックですら「滑らかに繋いでいる」
という感覚だと思う。



思考をだらだらと走らせながら、
思うことをするすると書くには、
よきカナ配列が適していると僕も思う。

そういうときにローマ字は手間ばかりかかると。

だから創作文にはフリックが向いている。
qwertyだと隔靴掻痒。

もちろん、たくさん書ける、
新下駄、薙刀式、などなどのほうが、
創作文により向いてるとは思う。


新下駄といえばスピード狂のイメージが強いけど、
フリックと競合しながら、
それくらいの速度帯で書いていくにしても、
手が楽なスムーズさがあると思う。



結局、人は一番使った道具を、
長いこと使いたがるのではないか。
新配列をそれにするには、
それを一番長く使うのが、一番遠いけど一番早道だと思う。
posted by おおおかとしひこ at 23:21| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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