2020年10月04日

【自キ】Lime40すごかった

僕のような撫で打ち派と、突き刺し系の打ち方では、
3Dの触り加減が違うだろうと予想していた。
なんとLime40は、パームレストで、対応を変えるようである。


突き刺し系の人は低めのパームレスト、
撫で打ち系の人は高めのパームレストがいいそうだ。

しかもそれもいくつか試作していて、
stlファイルを公開して各自プリント、
というオプションにするらしい。

たしかにパームレストの高さを変えるだけで、
全く感覚が変わってくる。

僕が「パームレストなしで打てる3D曲面」を作ってきたのと、
対照的なアプローチで非常に興味深かった。

親指の角度、テント角も面白く、
使いこなせれば最強キーボードになる?


細かい角度がとてもよく考えられてある。
人差し指はお椀型、
中指薬指小指は球型、
小指と小指伸ばしの関係はお椀型。

僕がたどり着いた感覚とほぼ同じ。
ただキーキャップはタイハオを使うことに拘っているから、
それに特化した曲面だということがわかる。

チェリーだとどうなるんだろう、DSAだとどうか、
などと興味が尽きない。


この感覚は、触ってみないと分からない感覚で、
一人で考えてきたことに関して、
別のルートから登ってきた人に会った感じがして、
大変面白かった。
(ゆかりさんも興奮してたのが面白い。
3Dの話を出来る人がやはり少ないそうだ)

ゆかりさんのアプローチの基本は、
指の第二関節の向きを考慮したことだそう。
伺ってみたところ、突き刺し系の打鍵法らしい。

なるほど、指先ベースの角度の開き方よりは穏やかだなあ。

とはいえ、撫で打ちにもパームレスト違いで対応する、
というのがすごいなと思いました。


僕の3D曲面は、撫で打ちしか現在考えていない。
突き刺し系も「出来ないことはない」というスタンス。


議論した結果、
撫で打ちの場合は上段が逆チルト、
突き刺し系の場合は上段がチルトになっていると、
打ちやすいっぽい。

中段下段は、高さ違いで異なってくると思われる。


なるほど、こうした違いは今まで議論されていなくて、
実は撫で打ち派の人は、
単にフラットタイプではなく、
中段下段をチェリーやタイハオにして、
上段だけフラットか、こちらから見て下り坂のキーキャップにすると、
よいのではないか、という知見を得た。

そういえば、
ミニアックスに市販のキーキャップを合わせた時も、
上段がDSA、
中段チェリー、
下段タイハオ、
なんて組み合わせもあったっけ。
これは撫で打ちに向いているプロファイルだということなのだろう。

もし市販のキーキャップで撫で打ちがやりにくい人は、
チェリーやタイハオの、上段だけDSAやXDAに変えてみてはどうだろう?

逆にこのセットだと、
突き刺し派は上段が遠いのだそうだ。
なるほどね…

これはまだ、誰も気付いていなかったことではあるまいか。




しかしLime40、発売予想価格4万切るくらいだそう。
たしかにこのクオリティに見合った値段だが、
買うかどうかは迷う値段ではある…
βテストが終わればBoothで買えるようになるらしいぞ!

(追記: 価格もオプションもまだアイデア段階だそうです。
βテストでそれらを試行錯誤しているようです)
posted by おおおかとしひこ at 14:09| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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