カナ入力アナライザーですでにv13(仮)が実装されていて、
v12版との比較があがっている。はええ…
https://mobile.twitter.com/eswai/status/1312366848432910336
この差はなんだろうと考えてみる。
数の大小を+-、良化悪化を○×で書くと、
v13(仮)はv12に比べて…
総打数: - ○
ホームポジション打鍵数: - ×
連続シフト数: + ○
同指連続数: - ○
うち段越え数: - ○
アルペジオ: - ×
総打数が下がったのは不明。記号類?
単打文字とシフト文字は変化していないため総打数は変わらない筈だが…
ホームポジション打鍵数は、
ひ>け
の関係があるから予想されたこと。
「数値上頻度が高い方が中段だろう」
と、「ひ」を中段にしたのだがv12なのだが、
連接上いまいちなので、
「ひ」を下段に落としたのがv13。
中段率は配列の評価の指標のひとつではあるが、
それが必ずしも正義か?
という議論はひとつあると思う。
中段率を上げんがため、
「う」「ん」「っ」「ょ」あたりのよく使うカナを、
ことごとく小指薬指に集めた親指シフトは、
どうも僕には胡散臭く感じる。
そもそも中段が、中指薬指のホームか?という議論もある。
今のところ薙刀式の中指薬指は、
左手は上段中段両方を、
右手は中下段両方を、
ゾーン的にホームとして使っているっぽい。
このへんの指の範囲の考え方は、
各配列でも異なってくると思われる。
(とはいえ数値で比較する以上、中段率はひとつの指標。
そこから何を読み取るかだな)
連続シフト数、同指連続数、うち段越え数が、
すべて良化したのは、
シフト文字の入れ替えが功を奏している感覚が、
数字に出た印象だ。
左薬指の使用度が明確に下がっているのでよしとしたい。
今回の目的は達成されたと。
しかしアルペジオが下がったのは心外だなあ。
これも、左薬指が楽になったことのトレードオフだろう。
サンプルの文章をたくさん集めると、
また結果は変わるかもしれない。
あるいは、0.数%の変動は、
指の感覚に比べると小さいのかもしれない。
月配列系の設計において、
0.数%の良化悪化に一喜一憂していた歴史があるけど、
それよりも大事な何かが抜け落ちていた説。
実際、カナの配置ではもうv12に戻る気がしない。
左薬指はv13の感じがより快適だと、
主観的に思う。
このへんになると、好みによっても分かれるのかも知れない。
大きく変わってないし、
左薬指が楽になった分ヨシ!
といったところだろうか。
総打件数が変わってるのはおかしいですね。かなのみ、で比較していたつもりですが、同じ条件になっていなかったかもしれません。
配列のちがい、くらい大きな比較はできるかもしれませんが、多少の変更の違いが、数値の差として正しく現れるのか、物差しとしてそこまで精度があるのかは検証されていないので、大岡さんの手を信じるべきだと思います。
どもです。総打鍵数はバグの可能性あり?
ためしにニュースの文章2000字くらいを突っ込んでみたら、
「け」>「ひ」が顕著で、v13の方が良かったです。
文章の性格によって変動があるのでしょう。
参考にしているのはkouyさんの100万字統計(様々なタイプの文章を満遍なく収集)なんですが、
自分の文章ソースだと偏っている可能性もあると。
まあ数字は正直に出して、人間が総合的に判断する、
というのが現実的な解でしょうね。
配列の難しいところは、言語化数値化できない「手の感覚」
があるところだと思います…
シフト文字はv13とv12で変わってなく、
左右が変わったので、
左右に渡るシフトは連続シフトと数えてないのでは、と推測。
たとえば【むねの】を、
v12【む】【ね】【の】、v13【む】【ねの】
のようにカウントしてたらカウントが変わると。
僕はどちらも連続シフト1+3と数えるので。
(v12左親指押しっぱなし、v13右親指押しっぱなし)
センターシフト版v13も作るかな。
まあMiniAxeのスペースキーは便宜上左右の二つにあるだけで、僕にとって同じキー扱いなので……。それ扱いでいいと思います。