2020年10月08日

【薙刀式】視覚、聴覚、触覚

勝間さんの話を3分聞くだけでよくわかるので、
知らない人は見ておいた方がいい。
親指シフトと紐付けて話をするので、
配列界隈にはわかりやすいよ。
https://www.youtube.com/watch?v=EcwKkFUSsVw&t=327s

勝間さんは、K>A>Vだそうだが、
僕は、K>V>Aなんだよね。


動画を見ればわかるけど、
人間には三つの感覚の優先順位が、
個人によって違うことがわかっている。
(あと性差はかなりあるらしい。
動画では触覚の布を例に出したが、
逆に女は地図が読めなかったりとかね)

Vを視覚、Aを聴覚、Kを触覚とすると、
勝間さんは、K>A>Vで、
僕は、K>V>Aだ。

勝間さんは音声入力もやるが、
僕はやらない。その差が如実だ。

あと脳内発声でいうと、僕はない。
視覚言語と体の感覚で考えるというのは、
以前にも書いたと思う。
だから、脳内発声のないカナ配列はとてもよい。

勝間さんはA優位でもあるらしいので、
脳内発声はあるタイプだと予想できる。
親指シフターがよく言う「音声と打鍵のリズムの一致」は、
脳内発声がある人にとってメリットだろうが、
脳内発声のない僕にはどうでもいいポイントだったりする。

僕は字を見ながら音声なしで考えるが、
勝間さんはおそらく字を見ながら脳内で声を出して考えると予測される。


配列習得時によくある誤解、
「配列図を写真記憶として覚える」は、
V優位の人の先入観だろう。
ちなみに世の中で多い順は、
V、K、Aだそう。

V優位だからこそ、
目をつぶって打つイメージのブラインドタッチは、
「暗闇の中に配列図を思い浮かべて、
その文字を指で打つ」なのだろう。
だから「たいへん」と想像するのだと予測する。

そうではなくて、
目をつぶって自転車に乗る感覚なんだけどな。
(対向車がなく広い場所として)


逆に、Aが一番優位な人は、
配列やブラインドタッチに興味がないかもしれない。
自作キーボードで打鍵音に拘りがある人が一定数いるけど、
それはAの人なのだろう。
そういう人は全キー違う打鍵音になるように自作すれば、
意外と配列を覚えられたりして。
(全キーは難しくても、上中下で変えるだけでも違うかもね)

逆に僕はK優位なので、
「全部のキーが違う角度に向いている」
という、全てのキーの感覚が違う3Dキーキャップを製作中だ。

こうすると、配列の覚えも早いと予想する。


薙刀式は、
K優位の僕がつくった配列である。
僕の中には、言葉が持つ触覚みたいな、手触り的な感覚があり、
その感覚と、打鍵するときの指の動きの感覚が、
なるべく一致するようにつくっている。

僕にとっては、
頭の中で言葉を撫でることが考えることで、
それと同じようにキーボードを撫でるとその言葉が出力されるのが、
理想的だ。

そういう風な配列がなかったから、
僕はそれをつくった。

飛鳥も新下駄も、その言葉と指の感覚が違い、
僕は残念ながら脱落したわけだ。


僕とは異なる感覚の人は、薙刀式が合わないかもしれない。
合わなくても、それなりに合理を求めれば薙刀式は便利だけどね。

おそらくだけど、
作者のVAK優位と、プロファイルが似ている人が、
その配列を好むのではないか?


僕にとってqwertyは、
脳内発声が常にあるので、僕にとって一番苦手なA的であり、
K優位の僕にとって指の動きがすごく無駄に思えた
(触覚的、運動的に不快だった)ので、
とても嫌な配列だった。

こうした、
合う合わないが、キーボード配列にはあり得ると、
僕は考えている。

フリックが便利なのは、V優位の人だろう。
視覚的にもキーボードがシンプルでいいしね。

あるいは、
V>A>>>>>Kみたいな人にとっては、
キーボードはとても苦手で、
フリックまたは音声入力なんじゃないかな。


そうそう、自作キーボードが、
光ったりデザインがオシャレだったりするのは、
V優位の人にとってはいいだろうけど、
僕にとってはどうでも良かったりする。

K優位の僕は、打鍵感や運指感が一番重要。
スイッチやキーキャップや打鍵姿勢の方がはるかに重要で、
ゲーミングとかどうでもええ。

だからキーボードイベントは、
たくさんの種類の触覚に触れられて、
猫カフェ以上に大興奮なわけだ。コロナ収まれ…


配列選びの参考にされたい。
posted by おおおかとしひこ at 20:24| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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