2020年10月11日

【薙刀式】ペンの筆圧はどれくらいなのか

キーの押下圧いう割には、
ペンの押下圧(筆圧と同じ?)がどれくらいなのか、
誰も論じていない。

なので調べてみた。ゼブラのGペンのデータ。
https://www.zebra.co.jp/gpen/sp/


僕も昔使っていたけど、
丸ペンメインだったので、
僕の筆圧は低い方だ。

おそらく、これの20〜50gのゾーンで使っていたと思う。
僕はGペンで1mmの間に線4本は引けたので。
(丸ペンなら5〜6本いけた)
特別太い線を引くときだけ、
100とか150かけていたと思われる。

万年筆の筆圧を調べると、
100前後がボリュームゾーンだけど、
40g前後の人もいた。

万年筆のいいところは力をかけずにサラサラ書けることだから、
本来は40g前後で使う道具なのではないか?


ちなみに「正しいペンの持ち方」も見つけたので貼っておく。
https://cumacuma.jp/eq/eq_index/mochikata/

僕は手書きをずっとやってきたので、
この見本の通りの持ち方に自然と収束している。

で、思ったのだが、
手書きが苦手な人は、この持ち方をマスターできなかった人では?


昔のボールペンはペンを立てて使わないと書けなかった。
これと同じようにペンを立ててもつと、
異常に力を込めなければならず、
異常に線が繊細にならず、
異常に疲れる。
おそらく筆圧も激高だろう。

60°程度に傾けて使う、軽く使う線を引けない人が、
手書きが苦手でキーボードに逃げたのではないか?
で、(誤った)手書きのやり方で、
「上から突き刺すような」打鍵になっていったのでは?

逆に僕はペンのマスターであったから、
これと同じようにキーボードを使いたくて、
ペンのような指の入射角で、撫で打ちになってしまったのでは?


キーボードの代表的な二種類の打鍵法、
突き刺し打ち(ピアノ、タイプライターはこれだと言われる)と、
撫で打ち(パンタグラフ系はこれだと言われる)は、
そもそも、
ペン的でない/ペン的である
という軸から議論できるのではないか?

で、
前者の押下圧が高め(55g〜70gくらい)で、
後者の押下圧が低め(45g〜30gくらい。僕は15も使った)
なのは、
ペンや万年筆を、
どれだけ使いこなせているかと関係あるのでは?


全部仮説だけど、これまでの疑問をほぼ説明できそうな理屈ではないかと思う。

僕がタイピングにおける薬指が苦手な理由も、
ペンでは全く使わないから発達が遅れた、
と考えることもできる。



僕は手書きで一生できるならそうしたい。
しかしデジタル入稿しなければならないこともあるし、
ブログを書くには手書きじゃ大変だ。
なので、キーボードを手書きのように使いたかった。

しかし飛び込んだキーボードの世界は、
ピアノから派生したかのような、
手書きとは異なる指の使い方
(手書きサイドから見れば下手な指の使い方)で、
とても辛かった。

三年かけて、それをペンの手書きに近づけて来たのだな、
と俯瞰できたような気がする。


ようやくそれが自作キーボードと、
3D曲面を持つキーキャップと、
改造スイッチと、
薙刀式の指遣いや編集モードで、
「苦しゅうない」まで来た感じだ。
posted by おおおかとしひこ at 17:33| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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