2020年10月12日

【薙刀式】配列は武術に似ている

・練り込んだ人はそれを自然にこなすように見える
・無駄な動きは淘汰される
・達人ほど動きが早くてよく見えない
・練り込んだ人は練り込んだ人同士と会話するのがたのしい
・そもそも身体運動であるが、脳内反射とも関係している
・ある程度キープしないとトップレベルにはないが、
 キープしなくても体は完全には忘れない
・流派がいろいろあり、系統や発展のようなものもある
・目的は定型でなく、自由

なあたりが。


修行がある程度必要なことから、
武道的な意味で「配列道」なんて言われたりすることもあるけど、
それ以外にも共通点は沢山あると思う。

武道や武術(この違いを論ずることはここではやめる)は、
実用的な身体運動であることは、
配列と同じだと思う。

武道は命がかかっているが、
配列は発言という社会的生命がかかっている。


異なるところは、
相手が一人(または数えられる程度)か大衆か、
という違いだろうか。

配列の目的は発言である。
速くなることではない。

武道の目的は殺人または制圧である。
鍛えることではない。

そんな感じも、似ていると思う。


僕が配列名に毎回武器の名をつけるのは、
そうした意識に基づいている。
名馬とかバイクの名前とかも、
似たニュアンスがあると思う。



親指シフトは速くなるという。
それで発言してる人はわずかだ。
勝間氏、立花氏、塩澤氏あたりがネットで見かけるか。
作家編集者だと残党がまだいるが、
新規シフターはほとんど聞かない。

配列の目的は発言である。
僕はこれだけ沢山ものを言いたくて、
そのために薙刀式をつくった。

親指シフトは、層の割に発言率が低いと思う。
大した道具ではないのでは、とずっと勘繰っている。

発言の道具として今もっとも有効なのはフリックだろう。
発言量×質÷人数で、
その配列のパフォーマンスが求められるかも知れない。

それでいうと、
フリックは短いが大量にあり、
qwertyは長いがマスタークラスはフリックに比べて少なく、
カナは長いがマスタークラスはさらに少なく、
親指シフトは発言量も数も少ない、
という分布になっていると思う。


沢山物を書きたくても、
僕はqwertyでは無理だと考える。
親指シフトは可能かも知れないが、qwertyよりマシという程度だ。
弱い武道にしがみついても、
目的に対して効率が悪いと思うよ。


配列は武道に似ている。
わかる人しかわからない、
経験者しかわからない部分が大きい。

だからあんまり普及しないのかもしれないね。

もっと気軽に配列動画を上げればいいのに。
中国拳法の神秘性のベールを剥がして、
気による打撃とかない、
発勁は重心移動による純粋な打撃技術だと、
YouTubeには沢山あがっている。
そんな検証動画がたくさん上がるといいな。

名人の至高の型の動画だけでなく、
ぶっちゃけこんなもん、というリアルな配列動画を沢山あげること。
実際にグローブで打ちあって武術が使えるのか検証する動画のように、
もっと配列の日常使いを普及した方がいいと思う。


僕の理想の配列動画は、
ただだらだらと日常の発言を打鍵している普通の動画。
スパーリング動画のようなものだ。

ただしそれだけだと凄さが伝わらないので、
スローモーションにして解説を入れるとか、
ハイライトを編集するとか、
そういうことだと思う。
「そのちょっとした良さ」をたくさん動画でアップすると、
その配列が日常的にちょっといいかも、
と思えるようになると思う。

ようやく3Dキーキャップも出来たし、
そんな動画をつくろうかな。
posted by おおおかとしひこ at 12:40| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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