ラーメン屋で聞いたラジオCM。ちゃんと朝日の科学部チェックせんかい!
「雀はなんで電線に止まっても感電しないの?」
「(その答えはさがしてね。たとえば新聞…)
あった。電気が雀の方が流れにくいからか」
ちゃうわぼけ!
だったら俺らが電線握っても感電しないではないか!
「電気の流れにくさ(導電率)」と、
雀が感電しない理由は関係ないぞ!
雨の日に濡れて電線に止まっても大丈夫なんだから、
このままでは子供が濡れた手でコンセント触っても責任とれんぞ!
正解は、
接触点(右足と左足)で、電位が変わらないからだ。
電気は電位差のあるところに流れる。単位はボルト。
我々がコンセントを触って感電するのは、
コンセント(100V)→俺ら→地面(0V)の、
トータル電位差が100Vあるところに電気が流れるからである。
濡れた手だと導電率が高いので、
短時間に多くの電流が流れ、さらに効率が良くなるだけの話。
つまり我々が浮くことが出来れば、
コンセントに触っても感電しない。
(空気は非常に導電率が低い物体なので)
あるいは、
我々が濡れた素足で電線に両足で立てば、
それまでにどこにも接触せずにいければ、
感電しない。
はず。(やったことないので保証しない)
鳥はこれをやって、電線に止まっている。
科学とは、
「こうだろう」と思える原理Aに、
「ほんとうにそうか?」と確かめたり(追証)、
「こうだとしたら、これもそうなるはず」と検証したり、
「こうだとしたら、こうでないことはこうなるはずだ」と検証することで、
原理Aを炙り出していくことだ。
(そういう意味で、
経済学やマーケティングは検証不能性において科学ではない。
せいぜい確からしい天気予報レベルである)
このような議論を経ていない件のCMは、
ただちにJAROで審査せよ。
めんどくさいから通報しないので、
朝日はつぶれろ。
それを書いた広告代理店も、コンセントを半分抜いて触る刑な。
家の地域では、東京FMで流れてます。
裸電線(高圧送電線だとしても)でも感電しないし、街なかの電柱の送電線なら、そもそも絶縁被覆されてるんで、線間をまたがって止まるような巨大なスズメがいたとしても、感電しないわ。
CMは大嘘だわ。ああ、すっきりしました。
僕も一回聞いただけなので、
実際の文面を改めてないのでなんともなんですが、
思わずその場で調べて確認したくらいなので、
科学教育とはなんや、と思いましたね…。