2020年10月12日

市場は答えを持っていない

鬼滅を実写化するとしたら?
のアンケート結果が、炭治郎=佐藤健だってさ。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/19043530/
そんなアホな。
それただのるろ剣やんけ。


つまりほとんどの人は、
「一度見たものしか、発言できない」。

見たことのないものを発言できるのは、
想像力のある人か、
とくにそれが度を越している、クリエイターだけなのだろう。

大衆の答えのままに佐藤健を抜擢したら、
るろ剣と同じにしかならず、
炭治郎とそもそも年齢が合わない。
精々中学生だろ、やれても。
(原作の設定は12歳くらいの、精通がギリギリ来てない年齢のはず)
声変わりする前の人間しかやれないと思うよ。

「合わない」となることうけあいだ。
ねづこが橋本環奈というのもどうかしてる。
ただの人気投票ではないか。


この、
一度見たものしか想像できない、
想像力の貧弱さはなにか。

だから、
「前見たやつに似てるやつが、
いけそうだと企画会議を通る」が続き、
観客は「またそれか」とうんざりする、
大衆と送り手の乖離が開き続けるのだ。



大衆の望むものは、
「これまでになかったもの」だ。
それを語る言語力がないだけだ。
posted by おおおかとしひこ at 18:22| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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