2020年10月14日

【薙刀式】立ってるタイプのキーボードは使えるのか?

たまに左右分割かつテントを90度近くにした、
立ってるエルゴノミクスを見かけることがある。
https://gihyo.jp/dev/serial/01/keyboard-picturebook/0010
たとえばこんなの。
下の白いやつは、印字を見るための鏡までついている。
(レジェンドは鏡文字なのかしら…?現物を見たことがないのでわからない)

ダクタイルやDMOTEなどの3D系でも海外でたまに見るよね。


そもそも掌を水平に机に置くことは、
人間の自然な姿勢から反している。

だから小指側をつけて、親指側を浮かそう、
というのがテントの考え方。


だけどその角度は何度がいいべきか、
答えはわかっていない。
3度という人もいれば、8度というのも見る。
上のものは極論90度にしたわけだ。


これまで自作で工夫してきた経験則によると、
掌の距離を縮めるほどに、テント角はあったほうがよく、
両手の距離があく、たとえば肩幅くらいになると、
そこまでテント角は必要がないように思う。

TRONキーボードでは一体型なので、
わりとテントのきつい山形だった。
これをコピーしたエスリルも同様。
一体型で人気のアリスやAtreus系は、
平面PCBのコスト安のためか、テントは無視している感じ。

僕は0よりかはあった方がいいと思う。
その角度は、実は3Dキーキャップにすでにインクルードされている。
キーボードを平面にセットすれば、
キーキャップ側ですでにテントがかかっている感じ。
数値にすると2度くらいだ。


またテントをかけると、
親指側が高くなってしまう、という欠点がある。
これを下げるには、
僕の3Dキーキャップでは、
親指をそのままにして他の指のキーキャップを、
相対的に高くすることでカバーしている。

3D系のキーボードでは、PCBが平面であることを捨てて、
親指クラスタの角度ごと別にしているものが多い。
(そのかわり空中配線が必要になるわけで、
組み立て難易度は格段にあがる)



キーボードは立てるべきなのか?
90度系のキーボードは、
たしかに微妙なテントの議論を吹っ飛ばす豪快さがあり、
これに慣れればいけるのかも?と思わせる力がある。

でも左ロウスタッガードのままなのが納得いかない。
もっと的確な物理配列があるだろうと思ってしまう。

自キイベントでもこのタイプはひとつもなかった。
まだみんな試行錯誤中なのだろう。
親指キーが、スイッチ本体の大きさのため、
4指から遠ざかりがちな欠点が、この方面での進化を止めていると思う。

戦闘機の操縦桿のような、
立ったキーボードはないのかね。
ツインスティックみたいになってるとカッコいいような。
posted by おおおかとしひこ at 15:05| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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