車種は不明だがこれを見て驚愕し、怒り、絶望した。
エアコンを操作しようとしてエンジンを止める可能性すらあるぞこれ。
キーボードで言えば上段と中段はたまに間違うからね。
操作系というのは、「人間はうっかりする」を前提に組み立てるべきだ。
iPhoneは落とさない前提でガラスで作られたが、
日本に何人ひび割れたiPhoneを使っている人がいた?
事故は起こる。起こらないようにするのではなく、
起こった時に致命にならないような仕組みを作るのだ。
配列設計の前提では、
「似た機能のものを近くに置かない」がある。
人間のミスで一番よくあるのが取り違いだからだ。
AとBが並んでいる時、
Aを取ろうとしてBを取ることは稀に良くある。
スマホとカップヌードルを持ってベッドに行き、
スマホをベッドに投げるつもりでカップヌードルを投げた人は、
全国で100万人いる。(かは知らないがよく聞く)
言い間違いもそうだ。
逆順にしたり、隣と間違えることはとてもよくある。
似た機能のものが隣にあると、
取り違いが起こりやすい。
だから配列ではそれを避けることが半ば無意識に行われる。
こんなに似た配置で、
100万人、10年間、100%取り違いが起こらないとは言えない。
エンジンをかけようとして、バックしようとしてエアコンを操作することは、
大した事故にはならないからいいだろう。
逆の、温度を下げようとしてエンジンを止めたりバックに入るのは、
相当やばいだろ。
手元にロックキーがあり、ロックキーと同時押しで扱うというフェイルセーフは可能だが、
そもそも間違わないような物理配置を最初から設計しろや、
と思ってしまう。
取り違いは3%くらい起こる。
僕の体感。
だから僕の設計した薙刀式では、
それを訂正するBSキーはとても近く(U位置)にある。
実際にキーログを取ると8%程度使われている。
間違いだけではなく文章の練り直しも含むが、
にしてもだ。
PCはBSやアンドゥが効くが、
車にはBSもアンドゥもない。
これを設計したデザイナーは首吊りものの罪がある。
(もしネタ画像だったら釣られてすいません)
チェルノブイリ事故調査でわかったことは、
事故の原因はパネルの操作ミスだったことだ。
このパネルのせいで、数万年あそこは人の住めない場所になった。
写真を見たが格子配列に各機能のボタンが並べられてあるだけで、
確実に押し間違いがあるだろうなと想像できる。
これ以後、操作パネルは、ボタンやレバーやダイヤルやハンドルなど、
異なる機能は異なる物理感触の操作にしたそうだ。
しかしコストダウンでまた格子配列に全機能を並べるだけの、
愚策が復活しつつあるのだろうか?
操作ミスは絶対に起こる。
動線を整理してミスが起こりにくい配列や物理を考えることが第一、
起こっても致命にならないような動線にすることが第二。
配列の合理はこれを考慮すべきであると、
僕は考える。
このパネルを設計したデザイナーは腹を切れ。
このサイトが元画像のアルファロメオ・ブレラという車種のようです。
該当サイトの画像に関する利用規約に、有償にてのみ二次利用を受け付けるとある(https://www.watch.impress.co.jp/guide/index.htm )ので、URLの引用にとどめるのが賢明かと恐れながら進言いたします。
情報ありがとうございます。
アストンマーチンならしょうがない。
買う人はキチガイばかりだから死んでもしょうがないな。
大衆車のデザインでなくてよかった。
二次利用と議論のための引用は異なるので、法的には問題ないでしょう。
みだりな引用にも当たらないし。