2020年10月21日

【ストレッチ】上腕三頭筋の内側頭

タイピングで痛めがちで、
しかも非常にストレッチしにくい、
上腕三頭筋の内側頭と長頭。
(上腕の裏側。タイピング姿勢の時、上腕の内側と背面の間の部分の筋)

ここを伸ばすやり方が、やっと分ったのでメモしておく。



【まず痛みの本体を自覚する】

タイピング姿勢をとったとき、
左手だと、左肘から脇の間、内側と下の間に位置する、
上腕の筋肉。
これを肘側から軽く揉んでいく。

下から上に抑えるようにすると疲れが取れやすい。
そうするとどこかしら凝っていることが分ると思う。

僕は筋が固く、表面はやわらかくても、深層筋が固く凝っている。
表面筋と骨の間ね。

ちなみにこの筋は、二の腕の裏を通り、
腕の下を通り、肩の後方、背中側と繋がっていることを理解されたい。
(これが最終的に首の凝りに繋がる)

ずっと触っていると、どこまで繋がっているか分り易い。
力を入れたり抜いたりすると、
また筋が理解しやすくなるだろう。
単純にこれをマッサージするだけでも楽になることもある。

この筋をストレッチで伸ばそうというのが目的だ。
どこからどこまでを繋げているか、まず理解しよう。


【準備】

同じくタイピング姿勢を取り、
手首を付けた状態で、エンターを押すために、
小指を伸ばさずに手首を水平回転して打つのをイメージしよう。

腕の骨方向の回転を使わず、
手首を起こしたり伏せたりする方向でもなく、
あくまでエンター方向への回転だけをしよう。
この回転方向を、「エンター方向回転」と呼ぶことにする。
エンターを打ち終わり、手首をホームポジションに戻す回転方向を、
「逆エンター方向回転」と呼ぶことにする。

タイピング姿勢で、例の筋を触りながらエンターを打つふりをするとわかるが、
この方向の回転時、例の筋が収縮することがわかる。

左手ならタブ方向(Caps方向)か。

これは「外回転」と呼んでもいいのだが、
どこから見て外なのか誤解を生むので、とりあえずエンター方向回転と呼ぶ。


【ストレッチ】

1 自然に立って腕を垂らす。
2 五指を思い切り伸ばし、手のひらを前に向ける。
3 腕を伸ばしたまま後方へ。90度も後方にはいかないだろう。
  顔は前を向いたまま。下を見るともう少し腕は後方に上がるが、
  それはしない。
  前に向いたまま最大に腕が伸ばして上がるところまで上げる。

4 手首は曲げない。腕方向のまま。
5 この体勢で、エンター方向に手首を回転。左手はタブ方向か。
  両手は内側に動くはず。
6 そしてやっと本番。
  エンターと逆方向、タブと逆方向に手首を回転。
  腕の回転方向には回転させないこと。
  タイピングで伏せたり上げたりする方向に手首を曲げないこと。
  逆エンター方向のみに回転すること。左手は逆タブ方向か。

  両手は体の外側へ傾けられてくはずだ。
  これは、さきほど揉んだ筋肉を伸ばすためである。

7 この体勢で、微妙に腕を内旋、外旋すると、
  固くなっている筋が伸びる角度がある。
  (左右で微妙に変わることが多い。タイピングは左右対称とは限らないので)
  最大に伸びるところが分ったら、
  そこで深呼吸しながら30秒キープ。
  深呼吸しないと筋が自発的に伸びないので、息を止めるのはよくない。

一気に腕を戻すと痛めることがあるので、
ゆっくり戻す。
これを3セットくらいやるとすっきりする。

ちなみに、同じ体勢のまま、
肩甲骨を狭めて肩を上下させると僧帽筋に効くので、
肩こりも取れやすくなるぞ。
(顔は前を向いたままにすること。つい下を向いてしまうが)


上腕三頭筋のストレッチで調べても、
肘付近の深層筋肉や、
肩の下にあたる部分を伸ばす方法が分らなかった。
これでやっとなんとか伸ばすことが可能になる。


野球肘、テニス肘、ゴルフ肘でも言及されていないストレッチ方法なので、
たぶんどこを探してもないやり方。
僕が苦労の末に見つけたものなので、
もっと効果があるものがあるかもしれないし、
副作用がないとは言えない。
あくまで民間療法としてやっていただきたい。
posted by おおおかとしひこ at 10:27| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。