という風に鬼滅を考えるとしっくりきた。
「女が嫌う女」が出てくると、女は冷める。そして非難する。
そんなのいるわけがない、こんなんをいいと思ってるやつらキモいと。
その真逆が起こっていて興味深い。
炭治郎とか善逸みたいな奴って現実ではいじめられるよな
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5701430.html
ざっくりいうと男同士の社会では、
強い強くない、陽キャ隠キャの、
2軸4象限で測られる。
で、上から順番にカーストができていく。
下位カーストは、上位が、
自分より強いか、自分より陽キャであると黙る。
このへんは強さで上から順番に序列がつく男社会ならではだ。
(女社会では、序列と偉さは比例せずもう少し複雑だ)
男社会で嫌われるのは、
この軸の中にいないくせに、
女に人気が出るやつだ。
男が好きでない男がモテるのが、許せない。
だから、「いじめる」という発想になるのだろう。
女の嫌う女が、
男に媚びるだけの能力を発達させた女だとすると、
男の嫌う男は、
序列の上にいないくせに女に人気のでるやつだ。
勿論極論をしているよ。相変わらず。
で、鬼滅においては、
「女の考える素敵な男たち、
あるいは、母の考える愛すべき息子たち」
という視点でキャラクターが設計されていると思う。
だから、男社会で嫌われる男が多い。
評価軸がまるで異なるからだね。
(強い強くないに関しては、スペック的な設定、記号だけで、
説得力のある感覚が皆無であることは先日指摘した)
炭治郎の魅力は、
母親に見せる少年のそれで、
妹に見せる兄のそれで、
隠キャの女に見せる陽キャのそれだ。
これが男には気持ち悪い。
序列のある男社会においては、嘘っぽいからである。
女に嫌われる女は、昔は裕木奈江がいたね。
最近だとおのののかとかか。
ベッキーとかもそれなのだろうか。
僕は、少年漫画なんだから、
少なくとも男の感覚で描くべきで、
そこに違和感があるならばやめたほうがいいと考える。
男塾や北斗の拳でいいと思う。
出来れば、男にも女にも違和感がなく、
面白い作品がベストだけど、
それが叶わない場合、
男の感覚の漫画を優先したほうがいいと思う。
少年漫画なんだから。
こうしたことを分析する能力のない人たちは、
なんだかムカつく心理だけが残り、
「あんなのいじめられるタイプだろ」と貶めるわけだ。
女が嫌う女が受けた時に、
女が「絶対あの子性格悪い」と貶めるのに似ている。
そうそう、義勇がただの隠キャ扱いされてて笑う。
僕はあのキャラは、男体化した作者だと思ってるので。
男としての違和感をよく表しているよな。
「あいつ、なに?」みたいな。
鬼滅は、リトマス試験紙のようなものだ。
僕は少年漫画としては認めない。
2020年10月25日
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