静音スイッチでも最高峰のGateron Ink Silent BlackとHelios、
あとスピードスイッチのKailh Speed Silverとで、
うち比べて比較してみた評価。
【涅槃イエロー】
底打ちの柔らかさ: S(EVA+シリコンの、いい塩梅の硬さと柔らかさと制動距離の微妙な長さ)
軸の直進性: S
滑らかさ: S(ルブりまくり)
静音性: S(底打ち、戻りともにSilent軸を超えた!)
トラベリングディスタンス: S(約2mm)
【Gateron Ink Silent Black】
底打ちの柔らかさ: A
軸の直進性: S(流石)
滑らかさ: A(ルブればもっといく)
静音性: A
トラベリングディスタンス: C(4mm)
【Helios】
底打ちの柔らかさ: B(ちょっと硬め)
軸の直進性: B(思ったよりぐらつく)
滑らかさ: B(思ったよりガサガサ)
静音性: B(思ったよりコツコツいう)
トラベリングディスタンス: C(4mm)
【Kailh Speed Silver】
底打ちの柔らかさ: B(わりと柔らかめの素材)
軸の直進性: D(ぐらぐら)
滑らかさ: B(悪くはないがよくもない)
静音性: C(底打ちよりも戻りのカチャカチャがうるさい)
トラベリングディスタンス: A(3mm)(いいところはこれだけかな)
【Gateron Ink Yellow】
底打ちの柔らかさ: B(わざと鋭くした硬い素材)
軸の直進性: S(Inkシリーズの良さ)
滑らかさ: A(ルブればもっといく)
静音性: B(底打ち、戻りともに音が鳴る。気持ちいい乾いた音ではある)
トラベリングディスタンス: A(3mm)
Gateron Ink Silent Blackがかなり僕は好きで、
最高のスイッチのひとつだと思っていたのだが、
涅槃イエローと比べたら大したことない、
ということがわかってショック。
これがうるせえな、と思えるくらい涅槃イエローは静か。
また、底打ちのグネ感が涅槃イエローは全くない。
まあここを一番頑張ったから、これを超える底打ちは無いと思う。
あと、もはや4mmのトラベリングディスタンスはめんどくさいですね。
パンタグラフ並みの上下動になった涅槃イエローは、
めちゃくちゃ扱いやすいし撫で打ちしやすい。
Teliosも好きで、その静音ステム版のHeliosも好きなのだが、
Gateron Ink Silent Blackと比べると格落ちは否めない。
底打ちが硬い感じがするのは、厚みとか材料の違いかな。
銀軸はトラベリングディスタンス以外はいいとこなし。
案外底打ちが柔らかくて好きだけど、それだけかなあ。
問題はたくさん抱えている。
僕は撫で打ちをするために、
スピード軸をメインに改造した。
アクチュエーションが短く、トラベリングディスタンスが短いのを、
さらに短くして、
1mm程度のアクチュエーション、2mm程度のトラベリングディスタンスにすることが、
そもそもの目的。
なのでペーススイッチ(リニア)のいい感じのやつは、
Gateron Ink Yellow、
Kailh Speed Silver、
Kailh Pro Burgandy(遊舎工房で品切れ)
くらいしか選択肢がない。
改造前のYellowと比べると、
うるさいのが完全にシャットアウトされてて、
凄いわこれ。
静音軸トップ2をルブればもう少しよくなるだろうが、
涅槃イエローの圧勝だなあ。
触りたい人、遊舎工房で見かけたら声かけて下さい。
持ち歩いてるので。
で、比較動画撮ってみました。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
右から順に、
Gateron Ink Yellowノーマル、
Gateron Ink Yellow底打ちのみ改良したもの、
涅槃イエロー、
Gateron Ink Silent Black v1、
Helios v1、
親指部はKailh Speed Silverです。
涅槃イエローは底打ち、戻り音ともに録るのに苦労するくらい。
Gateron Ink Silent Black v1、Helios v1、が案外うるさいぞ、
ということすらわかってしまう動画。
打鍵の気持ちよさは伝わらないけど、音は確認してください。
ちなみに涅槃イエローのレシピは以下にまとめました。
http://oookaworks.seesaa.net/article/477790032.html?1603872423