2020年11月03日

【薙刀式】他の人の生きたキーマップは面白い

https://mobitan.hateblo.jp/entry/20060211/p1
リンクされた履歴をたどると、なんとやつがしらの作者の方であったか。
qwerty表記のままだが、やつがしらは使ってるのか気になる…

で、本題のキーマップを覗いてみる。


まずはJIS配列のorz。
JISである理由は右親指の変換キーをMODにするため。

親指が起点になることは、
こうしたJISのカスタマイズだろうが、
自作キーボードだろうが同じだ。

ていうか、
自作キーボードは最大レイヤーキー15個おけてしまうので、
親指にレイヤーキーをたくさん集められる。
JISキーボードは精々2キーずつしかブラインドタッチなことを考えれば、
格段に自由度が高い。(沼


US配列ベースなんだけど、右小指外が面白く、
USでは0の横にあるキーが配置されている。
理由はテンキーレイヤーを見るとわかる。
なるほど、*/に加え、-+=をテンキー周りに集める工夫だ。
こうした発想は考えたことがなかったので面白い。

実際、ウィンドウ拡大縮小にCtrl++-が当てられてるやつも使いやすそう。
だけどそのテンキーレイヤーの左手数字段記号は、
片手で打てるのだろうか。よっこいしょってなりそうだな。

僕なら数字段中段、その記号上段のレイヤーを作るかな。
で、テンキーレイヤーも別に作るかも。


ノーマルレイヤーに戻ると、
当然の如くCtrlとCaps入替。
ESCを一つ下げて、左上に「終了」があるのが面白い。
そんなにシャットダウンしたいのか…

BSが無変換位置にしてる人をたまに見るけど、
左手親指でBSはなんか馴染まないんだよなあ。
EnterとBSは右手にバインドしたい。
ちょうどひらがなカタカナにIME(トグルだろう)があるので、
僕ならこれは入れ替えそうだ。
でも左手BSを許容するならこれは使いやすそう。

IMEは僕は明示的にオンオフしたいので、
どこかの親指キーに二つ入れたくなるなあ。
こうした他人の生理と自分の生理を見比べることはたいへん面白い。


日本語入力中は、
確定、変換、空白、
というバインドになっているのも興味深い。
つまり左手BSエンター使いなんだな。なるほど。

僕ならこの親指3つを、
空白、確定、BS
にすると想像した。空白と変換兼ねれば3に減るし。

左右の感覚は多分に生理的なものがあると思う。
MODの操作系と含めて日本語入力は考えられているようだ。

で、視点をMODレイヤーに移すと、
カットとコピーの関係を、
右手部で鏡像反転してないのが興味深い。

これいっつも迷うんだよね。
(現在薙刀式の僕の試用版編集モードでは、BS位置Uの裏にカット、その右I裏にコピー、
H裏にペーストとしている。
BSとカットを関連づけて、カットとコピーを関連づけて、
段を伸ばしにペーストの感覚をつくっている)

興味深いのは右手にタブと逆タブが入ってることで、
これって補完入力の操作なのか。
僕はチラチラがイライラするのでオフにしてるが、
使う人は便利かも。
iPhoneでは補完は便利だしなあ。
補完候補ウィンドウが定位置かどうかが、
無視できるできないと関係しそうだ。


Alt+Tab系のタスク切り替えはいまだに僕は納得がいかない。
画面の中でマウスでクリックしやすいように、
ウィンドウを小さめにして配置することが多いので。
画面の中で上下左右で仕事するイメージにしている。
それと左右にしかいかないタスク切り替えの関連付けが出来ないので。
いつも立ち上げるウィンドウが固定されてる人は、
便利かもしれない。

あとタスクの順番を入れ替えられるのかな。
だとしたらもう少し意思が反映しやすいのかも。
単純に視線を下に投げるのが大変面倒だ。
僕は時刻を見るとき以外は視線が真ん中固定なので。
周辺視野でアイコンを見たいが、
デザインがダサいのが多いのでなるべく見たくない。
自分でアイコン変えられるなら考えてもいいが。
単純にいうと、機能的にもビジュアル的にも美しくないものから、
僕を遠ざけたいのだな。
Mac系のアイコンはもっと分かりやすくてしゃれてるのだが、
どうしてWin系のデザインは下手なんだろう。
「こういう方向に尖るぞ」って意思表明をしてないと思う。

こういうことにイライラするので、
僕はぜんぶマウスで画面のウィンドウをクリックするのみだ。
時計以外隠せるといいんだが。
Macに比べてWinは、画面下が食われて狭いイメージだ。


あと、左右の間のウィンドウ操作が面白い。
なるほどちょうど良さそう。
右手親指キープだから左手でよっこいしょといくのかな。
左下のZXCV殺してここに並べてもいいかもなあ。

でもA横Ctrlだと、Ctrl+Zがやりにくいんだよな。
Macの左Commandキーが、ZXCVの動線を考えてあることは、
前にも書いた。
ので、無変換位置にまずCtrlを置けばいいのかも。

と思ったら、自分のMiniAxeでは、
C下の親指3にCtrl置いてたわ…


などと、
自分の生理と他人の生理を見比べるのは、
とても興味深いのだ。
なるほどこういう考え方があるのか、
と、考え方を比較できる。
合理も人によって違う(頻度も)ので、
何を重視してるかがわかってたいへん面白い。


僕がキーボードに触れたころは、
もうこんなJIS通りの配置のやつがなく、
変形したやつばっかりだったので、
さっさと見切りをつけてUSキーボード→自作キーボードへと転身した。
このタイプしかなかったら、こうやって煮詰めて行っただろうなあ。

遅れてやって来た者として、
「もっと物理配置は自由になる」を知ってしまったので、
MiniAxeの配置で如何ともしがたいと思ったら、
物理配置ごと設計をはじめると思う。
(でも今のところ不自由してない)

現在のキーマップもちょっと変更中なので、
薙刀式v13の確定とともにさらします。
posted by おおおかとしひこ at 13:16| Comment(6) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
記事との関連性低め、かつキーボード違い(鍵盤)でありますが、筋肉の使い方・感覚の方面で何かのお役に立ちましたらと貼っておきます。

https://www.cherry-piano.com/pages/3359479/page_201911061049
Posted by asu at 2020年11月03日 14:46
>asuさん

拝見しました。情報ありがとうございます。
ここまでピアノに関してまとまった記事は見たことがなかったので、
かなり面白い論点がいくつもありました。
折を見て論じたいと思います。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年11月03日 15:52
はじめまして。作者です。
ずいぶん古い記事に言及していただきありがとうございます。

「やつがしら」は2008年ごろにはもはや使わなくなっていました。
現在は、2年前に作り始めた「ブリ中トロ配列」を使っています。
https://mobitan.hateblo.jp/entry/2020/04/30/233245

大岡さんの指の特性は私とかなり違うようで、薙刀式の設計をたいへん興味深く拝見しています。

他人のキーボードを読むときは、前提条件として、その人の身体特性と使用条件を知ることが必要かと思います。
私の場合、左手と右手の器用比が4:6ぐらいの(両利きに近い)右利きで、薬指と小指を(指先距離45mmぐらいまでなら)独立に動かすことができます。
各指の長さは、中指を基準として、人差指が-13mm、薬指が-10mm、小指が-38mm。
左手にマウスを持ち、右手にティーカップを持って紅茶をすすりながら、だらけた姿勢(身体がPCに正対しない)でブラウザをポチポチしたり、たまに右手でコピペしたりするのに適したキー配列を追求しました。
…というようなプロファイルを、キーボードを語る人は全員、自分のホームページに掲げてほしいですね!

現在の機能キーの配列はこんな感じです。
https://twitter.com/mobitant/status/1324245449973231616

少し古いですが、設計思想をここに書いてあります。
https://mobitan.hateblo.jp/entry/20160131/1454188501
https://mobitan.hateblo.jp/entry/20160311/1457711939

> そんなにシャットダウンしたいのか…
[終了] と書いたのは Alt+[F4] のことです。
Windowsではすべてのアプリを Alt+[F4] で閉じるので、文字編集以外の機能キーの中では最頻用かと思います。
最近は多くのアプリがブラウザ上で動くようになりましたから、Ctrl+[W] も単独キーとして置いています。

IMEのon/offは、左親指 [英数] と右親指 [かな] で個別に行うようになりました。

右手にタブと逆タブがあったのは、自動インデント機能の弱い秀丸エディタでコーディングする時間が多かったからです。
2006年当時、IMEの予測入力機能はまだなかったんじゃないかな?

Alt+Tabが苦手でしたら、Win+Tabを使ってみてはいかがでしょう。

長文コメント失礼しました。また読みに参ります!
Posted by mobitan at 2020年11月07日 01:33
>mobitanさん

どもです。
なんと、やつがしらとブリ中トロと同じ作者の方とは、気づきませんでした。

ブリ中トロはそもそもトロンベースなので、
小指の「ん」とかしんどそう、などと思ってじっくりみてませんでした。
あらためて眺めてみると、僕の感覚よりもずいぶん薬指小指が発達してらっしゃるんだなあという印象です。
僕はもう中指人差し指親指だけでなんとかなんないか、と思ってるくらいなので…
左手マウスも、配列見てるだけじゃ分からないですよね。
配列作者は「自分の手こそ一般的である」と常に思ってる説…。

Alt+F4は、Windows歴が浅いので知りませんでした。
MacならCommand+Qというわかりやすいのがあるのに、
Windowsはねえのか、とずっと思っていました。

あとキーボード歴がすごい。
ニッセとμトロンとThinkPadって、リアフォHHKBを買えば市販キーボード役満ではないでしょうか。笑
僕はμトロンさえゲット出来てれば、今ごろ自作キーボードしてなかったかもと思っています。
色んな手の届きそうな所に色んなキーがあって、カスタマイズ沼御用達みたいになってますね…

Win+TabもAlt+Tabも、「お前の勝手に並べた順番なんか知るか」と思うので、いつも使わないままですね。
自分の使いやすい所(だいたい3×3の9エリアに分けることが多いですが)にウィンドウを置いて、マウスを飛ばす方式にしています。
それは台所の調理や、絵を描くときの画材のポジションみたいな、立体的なことだと思ってるので、それに番号をつけて一次元にする意味が僕にはわからんのです…


そもそも、用途も明示するべきですよね。
僕はコーディングなんてほぼ0なので、
日本語長文特化しか考えてないですからね…

ブリ中トロ、出来れば打鍵動画を見てみたいです。μトロンあたりで…
配列動画まとめリンク(トップにリンクあります)に加えたい。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年11月07日 02:26
こんばんは。エンカレッジしていただきありがとうございます。
とりあえず、手元にある機材で手抜き動画を作ってみました。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37784856

かな配列を先月変えたばかりで、特に [Q] と [Z] を入れ替えたのを指が覚えてないのが見え見えで恥ずかしいのですが…
ご笑覧いただければ幸いです。

「ん」は「っ」を除くすべてのかなに連接するので、独立性の高い小指に置くのが合理的だと思っています。
私はQWERTYローマ字入力でも [;] を「ん」に割り当てていました。
「ん」が人差指だと、指が飛び回って大変ではないでしょうか…。

キーボード歴としては、リアフォもHHKB Pro JPも使っていたことがあります。静電容量方式は至高です。
しかし、もはや左右非対称なキーボードを受け入れられない体になってしまったので…困りました。
「静電容量スイッチで自作キーボードを作る本」買いましたが、あれは完全にアナログ回路でして…、絶賛尻込み中です。

μTRONは2台持ってて、1台はほぼ未使用のまま保管してあります。もしご希望でしたら原価でお譲りしますよ。

いつも起動するアプリが決まっていて、ウィンドウの配置が(たとえば3×3に)固定されているなら、キーボード上の9つのキーを9つのウィンドウに対応させて直接選択するようなツールがありそうですね。
なければAutoHotkeyで作れるんじゃないかな。
Posted by mobitan at 2020年11月07日 20:24
>mobitanさん

動画拝見しました。配列よりも親指の機能キーとかカーソルとかに目がいきますね。使いやすそう。(例文ひどい)
二打系ということで、月系のリズムですかね。拗音も打ちやすそうで面白いです。
「ん」「っ」に関してはたしかにそうなんですが、薙刀式は小指3%以下の条件なので、簡単に超えちゃいますね。薙刀式では「ん」は最強中指の下段で、中指耐えろ、という振り方をしています。

左右対称を知ってしまうと、ロウスタッガードの意味が分からないのは同意です。
リアフォやHHKBの至高の打鍵感は、静電容量式(静電誘導現象を利用した距離測定)の原理的な良さというよりも、ラバードームの特性に支えられていると感じました。(接触部がない利点はおいといて)
銀鮭さんの本はわかってる人向けなので大変です。それよりもClaw44あたりでキースイッチ沼に入ると面白いかも?
μトロンは以前だったら飛びつくところですが、既に30%キーボード沼の住人なので、ボタン多すぎなんですよね…

僕はとくにアプリ切り替えを苦にしたことがないので、みなさんAlt+Tabにこだわるのが不思議。立ち上げてるアプリ数が少ないのかなあ。
タッチスクリーンしちゃうこともあるしなあ。
ウィンドウ操作はマウス、中のものはキーボード操作、というMacの思想が身についてるからかもです。OS9までの「アイコンを自動的に整列」がなかった時代からの使い手なので、自然に仕事スペースを整理しながら作業してるからかもです。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年11月07日 21:29
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