ロウスタッガードが左ズレである必要性はない。
皮肉にも、右ズレのロウスタッガードに挑戦した作例。
https://keeb.io/products/wtf60-mirrored-60-keyboard-pcb
完全に鏡像対称だから、
qwertyも反転してて、鏡の世界のキーボードみたいだ。
しかしそうでなくて、
qwertyなんだけど右ズレのロウスタッガードにも組めるだろう。
実際に使ったことないので使用感は想像だけど、
「なんで右手をこんなに外に捻らないといけないんだ?」
と思うに違いない。
「左手はまだハノ字の延長かもだけど」もついてくるかもだ。
ロウスタッガードに合理的存在理由がないことを体験するのに、
最良のキーボードではないか?
人間の手はほぼ左右対称だ。
それに合わせるべきだと思う。
あるいは、もし左右の手で全く使い方が違う論理配列があれば、
左右の物理配列は全く異なってもいいと思う。
(カタナ式はその例)
たとえば空手や柔道は、左右対称に鍛える。
一方、ボクシングや武術太極拳は、
左と右の役割を明確に分け、
異なる使い方をする訓練をする。
どちらの考え方でもいいと思う。
しかるにロウスタッガードは、
物理的な左右の手の使い方が異なるくせに、
論理的な左右の手の使い方は対称のふりをしている。
その差分が卑怯だ。
で、ハノ字型のロウスタッガードの、
CytheやZincシンメトリーを触った感想だと、
格子配列かコラムスタッガードで十分、
というのが僕の感想で、
指が掌の方向に伸びるんだから、
その方向にキーは並ぶべき、
というのが物理の結論だと思う。
それを指同士並行とする
(格子配列、コラムスタッガード)か、
下段から伸びていく放射状にする
(TRON、しんのすけの小指部、
Aliceでもこの考え方を採用してるものもある)か、
個々に回転させる
(uzu44)か、
波打たせる
(TreadStone)かの、
違いがあるけど。
実はサドルプロファイルの縦方向の考え方は、
TreadStoneの縦軌道を3D的に発展させただけかもなあ。
慣れ以外での積極的理由で、
ロウスタッガードがいいんだという説があれば是非ききたい。
逆にいうと、
「慣れ親しんだものから離れる精神的ストレス」
というのはものすごく大きいのだ。
フリックや計算機が左にずれてたら?
意味ないってわかるはずなのにね。
そんなことを、このミラードキーボードから感じる。
あるいは、qwertyローマ字は、
格子配列では打ちにくいそうだ。
僕はqwertyのレベルが低いので、その真の意図はわからない。
だが、qwetyローマ字の不合理さの隠蔽に、
偶然役に立っている説はある。
2020年11月20日
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