2020年11月22日

【配列】省略入力

カナ配列は、1カナを出すのに1操作(単打)から
複数操作(シフト)を当てるものだが、
まれに1操作で複数カナを出力させる配列もある。
(厳密には「しょ」などは1モーラだが2カナだ)
これを省略入力と呼ぶことにする。(一般的な呼称はないと思う)

まだ作成中だけど、興味深い配列をみかけたので。
https://mobile.twitter.com/haples/status/1329792768479117318


・JISカナ領域を全部使う
・清濁半濁小すべて別置
・小指(A、;)前置!
・省略入力が豊富、そこのカナからはじまる言葉に定義、
 省略同置というべきか。
 (例: 単打「ま」の2シフト面に、「ません」と「ました」。
 シフト「ょ」の別シフト面に「ょく」。
 また、別置のやつもよく見るとあるようだ)
・打鍵効率約1.0(例文だけ?すべての統計頻度で?)

なかなかユニークなやり方だと思ったので速攻とりあげた。
JISカナがブラインドタッチ出来る指の能力がある人なら、
効率よく使いこなせるのではないか?
(僕は無理だな…)


で、省略入力について考えてみたい。
実際の文章を打つときにどれだけ使えるのか?ということ。

和音漢直の動画では複数文字を1回の同時押しでバンバン進めていたし、
ステノワードの速さはその豊富すぎる省略入力にある。
使いこなせれば最強のような気がする。

ただ、「気がする」だけでほんとうはそうではないのでは、
などと僕は考えている。
つまり、2WAYやり方があるとき、「迷う」があるのでは、
と思うわけだ。

ふつうに、「ま」「せ」「ん」と打ってしまったとき、
「ません」を使えば良かったーと後悔する時間とか、
「ま」を打とうとして、「まさに」はあったっけ、
「ますが」はあったっけ、と迷う時間とかが、
自分の思考をどれくらい圧迫するのだろうと思う。


補完入力すら、僕には邪魔である。
自分の行く道は決まっていてまっすぐなのに、
途中で枝分かれが沢山視界に入っていて、
思考が揺らされる感覚がある。
思考速度が遅く、迷うことが思考であるときは面白いかも知れないが
(買い物のウィンドーショッピングのような、
思考のサジェスチョンかもね)
僕は遥か遠くまで思考で先に辿り着いてから、
手でそこまで追い付かせるだけなので、
余計な枝を見せる補完入力は邪魔でオフにしている。

iPhoneの補完入力は、ただしい変換先を探すためだけに使ってて、
カナはほぼ全文字打っている。
連文節変換がiPhoneは苦手なので、
文節単位で確定をかけていくのはかなりうざい。

たぶん僕は頭が一番速い状態で思考していて、
手は遅くて、それに追いつこうとしていて、
追いつくのに頭の余力を使いたくなくて、
自動的に手が最小の動きさえしてくれれば良いと、
考えているようだ。

経験的に、頭が2500〜1500文字(変換後)/10分、
手が600〜1500くらいだと思う。

こういう状態の時に、
省略入力まで頭の余力が回るかな、
という心配をしてしまった。

ギリギリの状態では操作はシンプルな方がいい、
と僕は考えている。
人殺しの場面で、
刺せばOKのナイフと、
十徳ナイフでは、十徳ナイフは使いづらいと考える。


いやあ慣れですよ、で済むかも知れないし、
やっぱ無理でした、かも知れないので、
煮詰まってきたら、自由に書いている文章
(いわゆる創作文)の動画があると、
とても参考になるのだが…

逆に定型文ばかり書く仕事(メールなど)では、
比較的省略入力は役に立つだろう。
脳死状態で指だけ動かせるだろうし。



で、この配列(名前はまだない?)の省略入力がおもしろくて、
このリストは、
薙刀式がアルペジオや連続シフトを用いて、
なるべく速く打てるようにした「繋ぎの語」ばかりなんだよね。
だから取り上げてみたのだ。

ちょう わたし
ません なった ている じょう れば りょう ください きょう ころ
という かんがえ にほん います しょう
できる ること だった ように がある
やく ぶん ぜん ちゅう ゆう
ました げん なって ていた じゅう りゅう きゅう ひゅう ことが
として かった ょく にゅう のです ひと ということ しゅう
である ねん について ような ざい ぎょう ほん ほう

薙刀式に慣れてる人は、
どれも打ちやすい言葉であることを確認できると思う。

ということはこの配列は、
こうでない言葉の連接が速いことが予測されて、
なかなか興味深い打鍵感になっているのではないだろうか?
まだ並べたばかりであろうから、
煮詰めた先が楽しみだ。
posted by おおおかとしひこ at 09:41| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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