先日、一気に文章を書いた。
「一気に」というのは、呼吸を一回もせず、
くらいの勢いだ。
実際は呼吸をしているが、脇目も振らず、
一度も文字が止まることなく、
ずっと打ち続ける文章書きを、「一気」ということにしよう。
短距離走では無呼吸らしいので、これを短距離文章と呼ぶことにする。
それが、大体4000字くらいじゃない?って話。
もちろんこれは人によると思う。
手の能力や頭の短期記憶容量や、
文章の組み立ての慣れなどもあるだろう。
僕の場合、それくらいということだ。
先日書いた場合だと、
4000字を30分くらいで書いた。
薙刀式としては標準的な1300字(変換後)/10分という速度だ。
しかしノンストップというのがでかい。
一度もよどまなかったので、
珍しいかも、と途中で思って大体のものを計測しておいたのだ。
自分の中に材料があり、
ノンストップで調理できる、
という限界量が、だいたい4000字だということがわかった。
経験的には、
そこで一端手を止め、俯瞰しながら、
次に書いていくことを考え、
一回トイレに行ったりスマホをみたりして、
続きを書き、最終的には5000字に到達することは、
難しくはない。
しかし、一息も休まず、
という条件下では、4000くらいかな、
ということが分ってよかった。
薙刀式は、
こうしたことに向いている配列だと思う。
1200から1500程度で、
30分集中して無呼吸で書いていくのは、
手の動きが小さいほうがよく、
同時押しなどでアクション数が少ないほうが有利だと思う。
手が頭を邪魔しないことが重要だと思った。
もちろん、もっと長距離、
一日一万字(数時間かけたペース)、
一か月で数万字から十万字の原稿を仕上げる、
などは、また別の考え方がいるかもしれないが、
短距離走は、
こうした「手っ取り早く片付ける」ことが大事かもしれないなあと思ったのが感想。
いままでタイプウェルなどの、
たかだか1分程度を短距離走と呼んできたが、
文章書きにおいては、
4000字程度からじゃない?
なんておもいました。
ブログ一記事が2000字程度なので、
そんなの軽いジョギングだよね、
本格的な文章ではない、とすら言えるかもしれない。
それがプロの要求で、
それに答える配列はどういうものかを、
僕は考えているわけだ。
ああ走ったな、という感覚は、
2000字じゃ足りない。
4000字からかな。
それを一気書き30分程度で実現できる、
配列やキーボードやIME操作体系が、
僕の要求する最低レベルということか。
ちなみにフリックだと2000くらいが限界。
手書きだと一時間無呼吸6000くらいは行く。
デフォルトの物理キーボード
(メンブレンの2000円キーボードからリアルフォースまでの、
左ロウスタッガードで機能キーが遠いもの)や、
論理配列(qwertyローマ字またはJISカナ)や、
IME操作は、
この要求に対して水準が低すぎるのではないか?
逆にデフォルトで僕の要求する水準に、
常に到達している人は、どれくらいの努力が必要なのだろう?
2020年11月25日
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