自作キーボードergodash+銀軸(おそらくチェリー)の動画。
ただし手元なし、画面と音声のみ。
画面からローマ字と推測。特に注記がないため、qwertyと推定。
https://www.youtube.com/watch?v=qKBmexBf5tw&feature=youtu.be
全部見たわけではなく(1時間配信のため)、飛ばし見だけど、
qwertyがいかに無駄かよくわかる。
だって遅いもの。
打鍵音だけを聞いていると、
僕より速いと思う。
僕の指はここまで密度良く機能しない。
だが文字の進行だけを見ていると、
僕には遅く見える。
僕の思考はこれよりも全然速く、
こんな速度ではまだるっこしさを感じる。
文を打っているときに思考が蒸発してしまうだろう。
だから新鮮なアイデアそのものを書き留めるというよりは、
「こういう時はこう書くものだ」という、
定型文章を引っ張り出して組み合わせるだけになるだろう。
SFCの志望願書だから正解はどちらかは分からない。
ただ慶応の学生の傾向を知人何人かから見る限り、
独創的なアイデアで誰にも真似できない癖の強いオリジナルよりも、
定型文でそつなくまとめる程度の、優等生の知性が尊ばれているように感じる。
僕はそういうのが嫌いな、
オリジナル変人だらけの京大出身なので、
こうした文章はとてもつまらないと感じる。
だから、
この程度の文章を作るのに、
こんなに遅く、しかも手間がかかっていることに、
「効率悪いな。頭わるいんじゃない?」
と素直に思うのだ。(個人の感想です)
なんのために文章を書くのか?
は、もちろんその人によって目的は異なり、
僕はその内容にまで立ち入ることはしない。
だけど、その効率性については批判する。
遅いし、手間がかかりすぎていると感じる。
銀軸がチェリーだろうがKailhだろうが、
50gは底打ちまで重い(ほとんどの確率で底打ちまで行ってた)し、
それで一時間も打てば手が疲れること必須だ。
これでは、あと2部ほど別の文章を、
この日に書くのは無理だろう。
第一ローマ字は打鍵数が多く、とても無駄な動きに見える。
いかに軽快に打とうが、
これだけの指の動きをして疲れないわけがない。
毎日この3倍の仕事をせよと言われたら、
一週間も経たずに手指肩腕腰目のどこかに異常が出ると思う。
こんなに軽快にカタカタ打ってるのに、
文章が進まないのに、僕はとてもイライラする。
僕はこれくらいも動く指を持っていないので、
薙刀式でこの指の速度が出たら、
なんと軽快に文章が書けるだろうと羨ましくなる。
しかし実際の文章は遅々として進まない。
ローマ字の効率の悪さ、
さらにこれをqwertyで打ってるのだとしたら、
あまりにも指の動線の悪さに気の毒になる。
誰かが言っていたが、
親指シフトなどの効率的なカナ配列から、
ローマ字に戻ると、
自転車のギアを変えたみたいに、
「たくさん漕いでも進まない、空転する感覚」
になるという。
僕はまさにそれを感じる。
泳いでも泳いでも進まないクロールのようだ。
これでは息がすぐに上がってしまう。
ひとかきでぐんぐん進む、
薙刀式のような効率的な配列を、
30g前後の変荷重かつストローク半分の改造スイッチで使っている、
僕から見れば、なんと無駄だろうかと思ってしまう。
ざっくり3倍から4倍疲れそうだ。
そしてそれだけの労力を使ってまで書く文章がこれ、
という結果のダメさも加えて、
僕には10倍くらい無駄なことをしているように見える。
これが、日本の仕事の生産性の低さだ。
たいした文章でもない定型文で、
言うべきことに対して無駄な文が多く、
それに打数を沢山重ね、
指の動線も最悪に近いもので、
しかも荷重が重くストロークも深いキーボードを使い、
なおかつ文章を直すのにマウスを使う動線の悪さ。
頭も、手も、道具も悪いと僕には見える。
(個人差があります)
僕はこれに付き合わない。
逆に言うと、僕は、
平均的な生産性の悪い日本人にくらべ、
頭がよい文章を、沢山、速く書き、
それを毎日キープしたい。
日本人の生産性の悪さは、
さまざまな角度から論じられているが、
僕個人はこのダメなキーボードと文章の文化から、
勝手に抜け出した。
「みなさんそうされてます」の基準が、
思考も遅いし手の負担も大きいと判断した、
とこの動画を見てはっきりわかったので記録しておく。
僕にはこの文章打鍵が、苦痛な拷問に見えるのだ。
僕はこの動画主を責めているのではない。
この人自体は、平均より速く効率的にやっていると思うよ。
ただ、その平均が低すぎるだろと思うだけのことだ。
この文章より、
もっと回転が速く表現力が豊かなオリジナリティの高い文章を、
疲れず効率的に量産したい人は、
自作キーボードでスイッチを改造して、
動線効率のいいカナ配列に移行するべきだ。
どのカナ配列がいいかは諸説あるが、
薙刀式を勧めるにとどまるか。
(新下駄や飛鳥が効率がいいと思うが僕は使いこなせなかった。
新JISはマスターは容易だが右小指がたいへんだ。
親指シフトニコラ配列は配字の効率の悪さに結構イライラする。
JISカナは論外)
2020年11月28日
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