サドルプロファイルキーキャップは、
パームレスト不要な状態で最適化したつもりだ。
しかし一つアイデアを思いついてしまい、
パームレストをテストしてみることにした。
それは、左右分割状態で、
「チルトかつテントしたパームレスト」というものだ。
一応写真はこんな感じ。
実際は肩幅に広げて使ってるが、
写真の真ん中が無駄なので寄せて撮影。
とはいえ、斜め具合は写真に映らないくらいの微妙加減。
横幅10cm、タテ5cm、厚み1.5cmのチーク材の天面の、
外手前の頂点が1ミリだけ下がるように、
斜めに手削りしてみた。
見た目ではほぼ分からないが、
手を置くと「坂になっている」ことを感じるレベル。
これまでのパームレストは、平面が多かったように思う。
角度がついていたとしても、手前に傾いているチルト角の再現までだった。
しかし僕が触って感動した二つのパームレスト、
TRONキーボードと、
マイクロソフトエルゴノミクスキーボードのふたつは、
チルト角かつテント角の、両方がついていた。
自作キーボードは、キーボード自体にチルトやテントを入れてるくせに、
パームレストは水平のままなのも、
そういうことじゃないのでは、と疑問に思っていた。
で、自分で作って実験してみようというわけ。
手に触れる部分なので木材がよい。加工もすぐだし。
柔らかくて加工しやすいチークでとりあえず作ってみる。
(よければシャムガキで本格的につくり、キーボードのケースと合わせてもいいかも)
厚み1.5もあれば自重があるので、ゴム足などもいらないのが取り回しが楽。
一日使ってみた感想だとかなりよい。
パームレストというより、
手首より肘寄りのあたりを乗せるアームレストとして使う方が、
腕全体の力を抜けて手首を自由に動かせるので、
ちょうどいいようだ。
なんとなく腕全体を放り投げて預けている感じになり、
筋肉は楽になる。
手首を浮かしているのと同じ自由度があり、
指がひきつらない感覚になる。
色々いいことづくめだけど、
・奥を深く取らないといけないのでスペースを取る
・持ち運ぶパーツが増える
(左右キーボード、左右パームレスト、左右をつなぐケーブル、本体と繋げるケーブル、
あとマウスで7パーツはめんどう)
などのデメリットはある。
これらを補って余りある楽さ、スピード、快適さが得られるなら、
本格的にやるかもしれない。
しけしたった1ミリ下げるだけで、
人の腕は坂を検知するんだなあ。
テントかつチルトのパームレスト、流行ると面白いかな。
2020年12月01日
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