2020年12月02日

【薙刀式】「マジで」の運指

口語では非常によく使う。砕けた文章でも。
でも、「まじ」も「じで」も連接統計上低い確率だ。
じゃあ「まじで」は打ちにくくていいのかな?


以下、センターシフトを【】、同時を()とする。

薙刀式では、

【F】(RJ)(EJ)

だ。
(仕様上Jは連続シフトなので、Jおしっぱでも打てる。
ただ、なんとなくJ2回打ってしまう)

FJREと、中心的なキーを使うのが薙刀式の特徴。
「日本語で大事なものは中央に寄せる」
というのが設計思想なので、
人差し指を中心に中指が補助する運指になっている。

このへんが、単なる連接統計だけでつくってない、
感覚で作った配列の、いいところだろう。
まじめ体だろうがくだけた体だろうが、
あまり運指感覚を変えずに打てる。


ちなみに、新下駄では、

X(SK),

と、左薬指縦連、右中指縦連という、
あまり宜しくない運指になっている。
新下駄使いは、たぶんあんまり「マジで」を使わない人たちだろう。
あるいは、口ではマジでを使うが、
文章では使わない、二重性があるかも知れない。
「ま」の一番使う連接「ます」のXZアルペジオは好きなやつだけど、
その他の連接はX始動はしんどいかもなあ。
僕がとくに左薬指が苦手なことによる印象だろうか。

飛鳥は、

左(L)Z左(;)

という、右薬指小指アルペジオにZが挟まる形。
新下駄よりは書きやすいか。
しかし逆手シフト+薬指小指の感じが、
口語は端っこで打っとれ的な排斥を感じる。
しかし排斥しながらも打ちやすく配慮されてる感覚が、
流石の神経の通りっぷりだと思われる。

親指シフトは、

右(O)右(S)右(D)

と、右親指三連打。
これを「リズムがいい」と考えるのが宗教シフター。
打ちづらいと考えるのが僕だ。
SDのアルペジオを含むが、
もともと「して」のSDが僕の苦手な運指のため、
ここに魅力を感じない。
それをクリアできれば悪くない程度かもしれない。

新JISは口語は無理かと思いきや、

【H】DLRL

と、「して」のDRアルペジオが効いて良い運指だった。
あとはこの打鍵数を嫌うかどうかだな。
「マジで」という言葉のスピード感に合ってない気がする。



「その言葉のスピード感」というのはとても大事だと思う。
脳から出たスピード感と、運指のスピード感が違うと、
文章書きは混乱する。
「マジで」に関しては、
薙刀式の指のスピード感は、言葉のスピード感に合っていると思う。
新JISの濁点が大変じゃない人は次点でいいかもなあ。

統計上出ない連接でも、
日本語にはひとまとまりの重要な単語があり、
それを打ちづらいのはいい配列ではないと思う。

「マジで」は口語において重要だし、
「ま」「して」あたりの重要カナを含むので調べてみた。
配列によって個性のわかるポイントかもしれない。


そのうち「ぴえん」「ぴぇん」を打ちやすい配列が出来る、かも?
posted by おおおかとしひこ at 11:57| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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