なぜ気づかなかったのだ。
太腿という、最強に柔らかいデスクマットなわけで。
デスクマットは最近の自作キーボーダーの流行りのひとつで、
打鍵感が柔らかくなることで知られる。
昔から、
HHKBの下にはタオルを敷けとか、
ゴムマットを貼り付けるなんて改造もあった。
目的は同じで、
机のような硬いものの上ではなく、
柔らかいものの上に置くことで、
打鍵感を柔らかく、かつ静音化しようということである。
平らで柔らかいものであればなんでもよく、
ゼリーとかベッドであってもいいはずだ。
(使いづらいが)
で、膝上システムは、
天然の生肉をクッションにしてるではないか、
とはたと気づいたのだ。
もともと膝上用のキーボードトレイは、
ナイロンで出力している。
これは柔らかくたわみやすいが、
元に戻ることのできる、
靭性の強い材料だ。
これに加えて、天然の靭性素材、
人体が打鍵ショックを吸収する仕組みのようである。
これは、しばらく膝上システムに慣れて、
試しに机の上で打鍵してみたとき、
その硬さに驚いたことで気づいた。
今までの感触と随分違う、
硬い底打ちが現れてびっくりした。
ゴムの劣化思ったより早いか、などと早合点したけど、
膝上に戻したらもとの柔らかさに戻る。
柔らかいのは、スイッチではなくおっさんの膝だったとは。
さて、どうやって涅槃イエローを評価するかな。
机上でも柔らかいのが理想だから、
もっと柔らかく作るべきだろうか。
その時に膝上だと柔らかすぎないか。
次はその辺の調整かなあ。
打鍵感が柔らかいと、指の連携が滑らかに行くように思う。
打鍵が硬いと、シャキシャキはするけど長く持たない感じがする。
サスペンションの世界、奥が深い…
2020年12月08日
この記事へのコメント
コメントを書く