意外と知らない人が多いので。
「書き順をマスターすること」。
小学校のとき、書き順を徹底的に覚えさせられたと思うけど、
何故かは大人にならないとわからない。
実は、書き順とは、
「筆で一筆書きするための手順」なのだ。
習字の上手い人は、
「筆の最後のところと、次の筆の最初が、
転線で繋がるように」
がきちんと出来てたと思う。
それを転線(筆を浮かす)のではなく、
実線にしてしまうのが続け字である。
で、実はその最短ルートが、「書き順」なのである。
書き順を守るのは日本人だけらしい。
(だけかどうかはよく知らない。
それに関する比較研究があるかも分からなかった)
世界に稀に見る複雑な言語を扱うための、
経験的方法論が書き順だ。
ということで、書き順をマスターしよう。
小学校で習う漢字が大体出来てたら、
あとはパーツの組み合わせで分かるようになっている。
教育課程を組んだ人は流石である。
ひらがな、カタカナの書き順もある。
ひらがな、カタカナが元は漢字の崩し字だったことを知ってれば、
それを守ることは合理的だ。
楷書でも字が汚い人は、
書き順が守れてない人が多い。
「字を美しく書いて褒められるため」ではなく、
「たくさん速く書くため」という、
現実的な目的のために、
書き順を見直し、正しい書き順を知り、マスターしよう。
「必」とか意外だぞ。
崩したり続けたりすることは、
つまりは手を一連の曲線で動かすことで、
最短距離を手で駆け抜けることである。
これができるようになってくると、
単語単位、フレーズ単位でひと続きの曲線になるようになる。
江戸時代の筆の手紙とかは大体そう。
それをしやすいペンと紙を使おう。
僕が30年近く愛用してるのは、
ぺんてるの中性ボールペン(青)。
滑らかで軽く、インクの滑りが良いのが特徴。
勿論人の手によって最適なものは違うので、
大きめの文房具屋に行って、
知らないペンや鉛筆を買うのも楽しいぞ。
ペンはあなたの生命線になるから、
僕は100万かけても探すべきだと思っている。
あなたの作品には、100万以上の価値があるだろ?
(プロの邦画脚本の最低額は300からだったと思います。
協会に入ってないと叩かれるんだっけ。
でも年一本だと年収300になっちゃう。
二本で600、三本でやっと900。
それを20年、30年できるかな?)
タイピングは、
このような「日本語を書く」ということに、
あまりにも無知な手の動きや操作体系を要求されるので、
タイピングでものを書くことは質を下げると僕は考えている。
それをどうにかして日本語を書くこととの中間に寄せているのが、
カナ配列薙刀式であることは、読んでる人は知ってるかもね。
まだ理想の半ばではあるが、qwety配列には一生戻らないと思う。
書き順を守れ。
小学生以来言われたのでは?
言葉を正しく使え、より大事だと思うよ。
言葉が間違ってたら誰かが指摘してくれるが、
書き順が間違ってても誰も指摘してくれない。
あなたの生産量が低いのは、書き順のせいかもしれないぞ。
2020年12月11日
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