2020年12月11日

【薙刀式】自キ勢が配列沼に来るにはしばらくかかるだろう

今はまだ「モデファイアを親指に持ってくる沼」
のあたりなんだよな…


まずはシフトやエンターやBSを、
親指クラスタに持ってくるだけで、
自作キーボード入門としては一大事なのだ。

なにせ半田付けをしたり、
ファームを書き込んだり、
海外サイトからパーツを取り寄せたり、
パーツとパーツの相性とか考えないといけないのだ。
配列を考えるなんて手が回らなくて、
そもそも物理配列が何が合うか、
キースイッチは何がいいか、
キーキャップは何がいいか、
という物理で精一杯になってしまう。

「他のキーボードも使うから配置が変わるのが怖い」
という理由で、JIS配列はないですか?
と聞く人のいかに多いことか。

親指でエンター、
親指でシフト、
親指でBS、
親指でコントロール、
などを使っている人はそんなにいない。
デフォルトのキーマップのまま使う人が多いと思う。


「親指にはこれがあるべきだから、
他のキーボードを使うときもこのセットにする」
としている人すらほとんどいなさそう。

今はまだ、自分に合う物理の模索だけだろう。
そのうち、
「これとこれとこれが必要だから、
物理はこのようであるべきだ」
「物理がこのようであると、
このような論理配置も組めることを発見した」
のループになっていくだろう。
そこがようやく配列沼の入り口かもしれない。


「一度それに慣れたら他のキーボードを使う気がしなくなる」
「いや、行き来しているうちに慣れる」
すらも、まだ浸透していない感じだし。


そもそもQMKで、
同時押しやマクロを組んでる人は、数えるほど?
それくらいQMKプログラミングはめんどくさい。
マニュアルが全英語なので、読むのに時間がかかる。
慣れたら既にできてるやつをコピペしてくればいいんだけどね。
そのコピー元が、日本語入力に関してはまだまだ不足してる感じ。
(自キユーザーの需要が、プログラミングに軸足があるだろうしなあ)


「QMKはキー入れ替え程度にしておいて、
配列変更そのものはエミュレータを使う」
という二本立てに発想が至る人はほとんどいない。

エミュレータのコードを知らないからで、
それはQMKのコードよりよっぽど簡単なのになあ。


明日のアドベントカレンダーは、
カナ配列のことについてキレッキレで書いているが、
たとえばDvorakJでどう配列を変えるのか、
みたいな、
エミュレータのコーディングについて書いたほうが、
配列沼に入りやすいのかな、
なんて反省。

「IMEオフの時はqwerty、オンの時はカナ配列にする」
「カナ配列といえども、『ka』みたいにローマ字で出力している」
「そもそもWinのモードにはローマ字モードとカナ入力モードがあってね」
「モデファイアを押しながらだとqwertyの設定にする」
なんて常識?があるよ、
なんて話をしたほうが、入りやすそうだな。

アドベントカレンダーが今年は余ってないのだが、
どっかでまとめて書くかもしれない。
posted by おおおかとしひこ at 16:22| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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