2020年12月14日

【薙刀式】「かるくち」だったとは

「軽口を叩く」は、正式には「かるくち」らしい。
ずっと「かるぐち」と連濁していた。

ふりがな辞典を見ると吉川英治でも「かるぐち」派なので、
江戸時代の語源、上方落語としての「かるくち」と、
それが失伝してからの、例え話としての連濁の現代語、
「かるぐち」が混ざっていると考えられる。

少なくともテレビなどでは「かるくちをたたく」
という発音は聞いたことないから、
現代語では「かるぐち」が支配的だと思われる。

ちなみに亡くなった内海桂子師匠は、
失伝した軽口を演目として復活させてたそうだ。
おもろいオバハンやったんやなあ。聞いてみたかった。

ちなみにMS-IMEは「かるくち」のみ変換、
iPhoneは「かるぐち」でも変換。

日本語ムズカシヨ。
posted by おおおかとしひこ at 17:16| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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