2020年12月15日

【薙刀式】よく使う指とその範囲

ステ吉さんの新下駄動画を手だけに注目してみると、
先日あげたメジャー20カナの位置をよく使っていることがよくわかる。


つまり新下駄は、

中段全部、
上段の中指薬指、
下段は人差し指、右手は中指薬指も、

の範囲を均等に打てる人でなければ、
使いこなせない配列、
だとも言える。

僕はそれが出来ないので脱落したっぽいな。

ASWはとても苦手だし、
これを鍛える気もない。
今更鍛えられる年齢でもないし。

飛鳥のメジャー20の範囲ならなんとかなりそう。
僕が最初に飛鳥をやってみようと思ったのは、
そうしたことと関係してるかも。


薙刀式の、
両手の人差し指中指+右薬指という、
5本の指をメインにする感じは、
実はカタナ式と同じだったりする。

僕にはカナ配列は無理だなあと思ってた頃、
薙刀式のアイデアを思いついて、
行けそうだと思ったが、
カタナ式より広い範囲を使う必要があるなあと尻込みして、
いや、まあ、使ううちに鍛えられて指が動くようになるだろうと期待したが、
三年経っても動かないことに苦労し続け、
結局カタナ式の範囲に戻ってきたってことか。


若い頃にタイピングに触れて、
新下駄の範囲くらい指が動くようになった人は、
薙刀式が物足りなく感じるのかもだ。

逆に薙刀式は、
「全部の指を思い通りに動かせない人」
用の配列だとも言えそうだ。

僕は月や新JISの、Q位置「そ」Z位置「す」が、
とても苦手。
それやるくらいだったら、薙刀式でいいや、
って思ってすぐに戻ってきてしまう。


たとえばリハビリに失敗すると、
神経の発達がないため、
筋肉があってもそこを動かす神経がなくて、
動かなくなるらしい。

僕の左手小指、薬指、右小指は、
成長の過程で忘れられた指なのだろう。

薙刀式を使うには十分動くが、
新下駄を使うには動かないんだな、
ということが、
ステ吉さんの動画を見るとよくわかる。
指遣いの動画を真似てやってみたら、
すぐに小指や薬指が悲鳴をあげた。
(同時打鍵はよくわからないからやってないにも関わらず)


そういう意味で、
僕は配列やキーボードを使える体ではないのだろう。

qwertyが僕は打てないのも、
指が動かないからだ。
Aを左中指や人差し指で取っていたサイトメソッド時代は、
自分の動かない指を無意識で知ってたのだ。


キーボードは、10本の指を使いこなせないと、
使いこなせないか?

僕は昔からピアノに憧れがあるが、
決して手を出さないのは、
10本の指が思い通りに動かないことを知ってるからだ。
理想の指の動きに現実がついていかなくて、
泣いて悔しがるのが見えるようだ。
それは、
qwertyを使えなくて泣いてる僕と同じだと思う。


10本で使いこなすことは諦めて、
得意な指だけで使える入力方式やキーボードを、
僕は模索しているのかもしれない。

10本の指が動く人は、
是非とも新下駄や飛鳥を使いこなして、
面白い文章をたくさん書いて欲しい。
動かない人は薙刀式を使うと、
その領域の少し下につけることが出来る。

薙刀式のほうがむしろ下駄を履いている。
posted by おおおかとしひこ at 12:12| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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