ステ吉さんの新下駄動画を手だけに注目してみると、
先日あげたメジャー20カナの位置をよく使っていることがよくわかる。
つまり新下駄は、
中段全部、
上段の中指薬指、
下段は人差し指、右手は中指薬指も、
の範囲を均等に打てる人でなければ、
使いこなせない配列、
だとも言える。
僕はそれが出来ないので脱落したっぽいな。
ASWはとても苦手だし、
これを鍛える気もない。
今更鍛えられる年齢でもないし。
飛鳥のメジャー20の範囲ならなんとかなりそう。
僕が最初に飛鳥をやってみようと思ったのは、
そうしたことと関係してるかも。
薙刀式の、
両手の人差し指中指+右薬指という、
5本の指をメインにする感じは、
実はカタナ式と同じだったりする。
僕にはカナ配列は無理だなあと思ってた頃、
薙刀式のアイデアを思いついて、
行けそうだと思ったが、
カタナ式より広い範囲を使う必要があるなあと尻込みして、
いや、まあ、使ううちに鍛えられて指が動くようになるだろうと期待したが、
三年経っても動かないことに苦労し続け、
結局カタナ式の範囲に戻ってきたってことか。
若い頃にタイピングに触れて、
新下駄の範囲くらい指が動くようになった人は、
薙刀式が物足りなく感じるのかもだ。
逆に薙刀式は、
「全部の指を思い通りに動かせない人」
用の配列だとも言えそうだ。
僕は月や新JISの、Q位置「そ」Z位置「す」が、
とても苦手。
それやるくらいだったら、薙刀式でいいや、
って思ってすぐに戻ってきてしまう。
たとえばリハビリに失敗すると、
神経の発達がないため、
筋肉があってもそこを動かす神経がなくて、
動かなくなるらしい。
僕の左手小指、薬指、右小指は、
成長の過程で忘れられた指なのだろう。
薙刀式を使うには十分動くが、
新下駄を使うには動かないんだな、
ということが、
ステ吉さんの動画を見るとよくわかる。
指遣いの動画を真似てやってみたら、
すぐに小指や薬指が悲鳴をあげた。
(同時打鍵はよくわからないからやってないにも関わらず)
そういう意味で、
僕は配列やキーボードを使える体ではないのだろう。
qwertyが僕は打てないのも、
指が動かないからだ。
Aを左中指や人差し指で取っていたサイトメソッド時代は、
自分の動かない指を無意識で知ってたのだ。
キーボードは、10本の指を使いこなせないと、
使いこなせないか?
僕は昔からピアノに憧れがあるが、
決して手を出さないのは、
10本の指が思い通りに動かないことを知ってるからだ。
理想の指の動きに現実がついていかなくて、
泣いて悔しがるのが見えるようだ。
それは、
qwertyを使えなくて泣いてる僕と同じだと思う。
10本で使いこなすことは諦めて、
得意な指だけで使える入力方式やキーボードを、
僕は模索しているのかもしれない。
10本の指が動く人は、
是非とも新下駄や飛鳥を使いこなして、
面白い文章をたくさん書いて欲しい。
動かない人は薙刀式を使うと、
その領域の少し下につけることが出来る。
薙刀式のほうがむしろ下駄を履いている。
2020年12月15日
この記事へのコメント
コメントを書く