2020年12月19日

【薙刀式】ブラインドタッチとサイトメソッド

コルネをつくり、初めて左右分離40%を体験した人の言葉が新鮮だ。
https://mobile.twitter.com/Kinnan_second/status/1339981650499837952


それまでにvortex coreで40%自体は経験してて、
足りないキーはFnとの組み合わせで打つことを理解していたから、
あとは左右分離とコラムスタッガードに、
慣れるかどうか、という文脈。

逆に新鮮だったのは、
「コルネをサイトメソッドで扱うやつはいない」
ということだろうか。

どうやったってホームポジションから動かさないから、
ブラインドタッチ強制システムだと言える。

逆にコルネとは、
「理想的なホームポジションとブラインドタッチとは何か?」
に対して、
かなり初期の段階で、
答えを出したキーボードのように思う。

(歴史的経緯は細かくわからないけど、
格子配列レツプリ→親指島の多いErgoMini→コルネ、
くらいの順だったような…)


人間がふつうに扱えるブラインドタッチは、
「ホームキー4つ、その上下、その外(人差し指小指)、
あと親指3つ」
で、そこに限定した割り切りは、美しいとすら思う。

{(4+2)×3+3}×2=42キーだ。

(さらにそこから小指外を落とした、
36キーMiniAxeのほうが僕は好き)


それ以上のブラインドタッチを強要する、
標準的な109キーボードは悪魔的ですらある。
いや、全部はブラインドタッチできるわけないやん、
半分は見ながらやってる、
と言うのなら、
それは効率を落とす悪魔的であるわけだ。

ついでに肩を丸めて手を狭め、
手首を外に曲げながら打つことを強要するのは、
「効率を落とせ、死ね」と言っている悪魔である。


日本人の7割はブラインドタッチが出来ない。
それはこの悪魔のせいだ。

コルネ程度のキーならば、
ブラインドタッチが可能になるはずで、
そうすればブラインドタッチ率は、
あと10ポイントや20ポイントあがると思うけどね。

そうすると、
ようやく「指の動線の効率のいい配列」
に次の注目が移るのではないかなあ。


ブラインドタッチが出来る人同士が出会う確率は、
0.3×0.3=0.09で、1割を切っている。
カナ配列が1%くらい使用者がいるとしたら、
その出会う確率は砂のようなものだ。
「ブラインドタッチにおける指の動線の効率性」
について話す機会なんて、
ほとんど発生していないのではないか。

僕は初手から、
「109キーボード×qwertyローマ字のブラインドタッチ」
がおかしいと思ってドロップアウトしたけど、
「ブラインドタッチの出来る3割の人」は、
ドロップアウトせずに努力したから、
努力の成果を否定されるのは、
心理的抵抗がとても大きいため、
「それおかしいやんけ」という批判に対して、
感情的に反発する。

(感情的に否定(怖い人が来た)、
感情的に逃避(僕は困ってないので)、
感情的に反発(あいつおかしい))

感情的な反発は、人をかたくなにさせる。

そういう人たちを理性で説得するのではなく、
感情的に納得させるには、
どうしたらいいのかなあ。
日本人は外人に弱いから、
外人がコルネを使い出したら真似したりして。


そもそもブラインドタッチが出来る人が3割しかいない。
ブラインドタッチについて人々が語れる日は、
だいぶ遠いように思う。
コルネやその他左右分離40%が普及すれば、
「ホームポジションから手を動かさない合理性」
が体感として伝わるだろう。

イベントや店頭で触ることはとても衝撃なので、
コロナが落ち着いて、イベントが再開してほしいなあ。

(半田済みのコルネはビットトレードワンで購入可能。
コミコミで3万前後になるだろうか。HHKB買うと同じくらい。
ちなみにMiniAxeの半田済みは1万4000円で買えます。
スイッチとキーキャップは別なので、やはりコミコミ3万くらい。
https://kagizaraya.jp/products/miniaxe?variant=35964192260245



僕がブラインドタッチという言葉を使うのは、
目で見るという常識を覆すためだ。
「机の下で触っても使える」みたいな言葉を発明したいくらい。
posted by おおおかとしひこ at 12:14| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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