2020年12月22日

【薙刀式】文単位で打って変換しない理由

本日公開した薙刀式の最新動画をぼんやり見ていると、
案外単語や文節単位の変換確定(エンター、次を打って自動確定も含む)
が多く、一文単位で打って変換してないな、と気づく。

変換精度だけで言えばそのほうが合理的なのに、
そうしない理由。

僕は概念を一単位として打っているのかも知れない。


僕の思考は漢直である。
ひらがな文字で出てくるわけでも、
ましてや音で出てくるわけでもない。

正確にいうと、
概念の形でぽろりと出てきて、
それを手で拾う感じか。

手書きならば漢直で書くので、
思考と文字が並行して進む感覚が強い。


しかし漢字変換を伴うデジタル入力においては、
誤変換チェック(間違いなら直す)という第三の工程が入る。
それを僕はなるべく減らしたいらしく、
いわばライブ変換的に、
「書いた、間違ってない、書いた…」
のループを繰り返したいらしい。
そして「間違ってない」をなるべく時間的に減らす為に、
「ノールック確定してもいい範囲」を、
感覚的に理解している気がする。

で、時々IMEがあほなことをやるときのみ、
選択して戻って再変換だけで、
なんとか訂正しながら進んでいる感じだ。


これは、なるべく、
手書きの思考と概念定着の並行ループを邪魔しない感覚だと考えられる。

一文単位の変換の方が変換精度は高いものの、
概念がひらがなのまま放置されることに、
僕は抵抗があるようだ。

「今考えたことは、今ここにすぐ定着させたい」
の「すぐ」のほうが僕には強いっぽい。

ので、変換確定をノールックでやっているように、
僕の書き方は進化したようだ。


Macのライブ変換は、
なるべくこれを実現しようとしてはいるものの、
書き初めに意味が不確定な時間帯の無茶な誤変換があるため、
「今すぐ定着させたい」とは乖離があると考えた。

ということで、
MS-IMEの変換精度を大体肌でわかっている感じで、
概念単位の定着のループで、
僕は書いているようだ。


…と、分かるので、
打鍵動画は面白いよね。

コピー文ならば、文は動かないから、
長い文単位で変換をかけたほうが精度が上がる。

しかし、文や思考がいままさに動いている場では、
定着速度こそが大事なのかも知れない。

語尾部分のひらがなを変換せずに確定させるために、
薙刀式は「。確定」方式で書く。
なるほど、定着の速さを僕は優先してるっぽいね。


戻って再変換して確定して復帰するのは、
薙刀式の編集モードのとても良いところだ。
これはまさしく僕の書き方に、合ってるんだな。


単文節変換、連文節変換、ライブ変換など、
世の中には色んな変換確定の仕方があると思う。

そういうところも観察したいので、
気軽に打鍵動画を上げると良いと思うよ。


僕はもっと早く創作文を書きたい。
それをやってる人がいたら参考にしたいのだ。
薙刀式より早そうなのは、新下駄、飛鳥、月あたり?
もちろんqwertyでもいいので、
2000字/10分オーバーの実戦を見たいです。
posted by おおおかとしひこ at 16:05| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。